登場人物はみんな魅力的で、文章も読みやすかったです。純粋に面白かった。
1番のお気に入りキャラは優里です。純粋でひたむきで可愛くて、嫌いになる要素なんてありません。最高です。
次点でYOU。ポンコツと冷静の間。中に人居ますよね?って言いたくなるくらい、良いキャラでした。YOU自体をもっと掘り下げて欲しかったとすら思います。
後は燕も好きです。この作品の正ヒロインは、なんだかんだグイグイくるタイプばかりだったので、燕ルートがあればなぁ…と思わずにはいられませんでした。
ていうか、春姫も、茜も葵も、みんな好きです。茜と葵は、成長した姿でのHシーンが欲しかったなぁ。。お医者さんごっこは、あれはあれで最高でしたけども。
Hシーンは、ツボを押さえてくれてましたが、物足りなさは正直感じましたね。
優里、双子、春姫、どのルートも良かったです。
綺麗だったのは優里ルート、まだまだ色々描けそうな双子ルート、全てが分かる春姫ルートと、バランスも良かったと思います。
春姫ルートは、春姫の、と言うよりは、夏姫と冬人の物語という色合いが強かった気がします。というより、この2人が真の主人公だったんだろうなと思えました。
結局、何も知らないまま、知らされないままだった春姫が、夏姫に向かって信を返してと叫ぶシーンは、本当に何とも言えない気持ちになりました。
全てを知る、夏姫と冬人の胸中はどんなものだったのかと。
夏姫にとっては、待ちに待ったとも言える瞬間だったかもしれません。ただ、冬人に関しては、察する事も出来ません。
プレイヤー視点で考えると、春姫は何も知らないくせに自分勝手な…とも思えてしまいますが、春姫は文字通り何も知らないのです。信が還らず、夏姫が姿を現せば、取り乱しもするでしょう。
その後の冬人の一太刀、夏姫の最期の冬人への言葉、心を揺さぶられました。
全てが、あの場面に至る為に積み上げられたものだと感じました。
いやぁ、良かったです。