キャラと音楽とストーリーはいいけど……
まとめ:キャラと音楽は最高、システムは改善して欲しい、クリア後にギャラリーがないのはおかしい
全24章のゲームであり、23章まで戦闘外でアイテムを使わなくてもクリアできるくらいの難易度のゲーム。
最近ノベルゲーム以外やったことのない自分でも攻略なしでクリアできたものの、ゲームとしての問題点は多い。
良いところ:
・キャラクターに関して色物は多いが不快感なくとても魅力的だった
声優さんの演技がかなりいい。ヒロインが話しているだけで楽しかった。
初回盤のイラストブックでは細かく設定画を眺めることができたのは嬉しい。
・イラストが素晴らしい
立ち絵とイベントCGが非常にクオリティが高い。
キャラクターが活きていた。構図も塗りもどちらも非常にうまく、ヒロインのいる空間を作り出していた。
・ユニークヒロインが可愛い
個人的にU乃がヒットした。イベントは可愛いリアクションを見せてくれた。
・ストーリーは最後まで楽しめた
ストーリーはややキャラの動きが展開に左右されているというところがあるものの、最後まで楽しめた。後半のネタばらし以降の急展開は自分は好みだった。
ただエンディング後に少し余韻が欲しい。
ラスボスもあと一人二人いると思ってた。
・音楽がいい
地獄という言葉に合った民族的なコーラスの戦闘曲とOPのように、世界観に合ったかつ印象に残るBGMだった。サントラを買っておいたのはよかった。
気になったところ:
・戦闘中にたまにキーがきかなくなる
Xキーやマウスクリックすると治るものの、あまり気分はよくない。
・マップが見にくい
どこにどのダンジョンがあるかわかり辛い。
・急に難易度が上がる
とあるボスから一気に難易度が上がる。ただし道具を使えば簡単になる。
・手前のマスでマップ上未踏破のマスが可視化される
これが一番不満だった。
未踏破のマスの手前または二つ前に止まるとマップ上で踏破済みのマップと同様に表示され、通った後に不可視となる。どれが通ったかわからない。
・UIがあまりよくない
個人差はあるが、戦闘時一々スキルを選ぶのが非常に面倒だった。
自動戦闘か前使ったスキルに合わせて欲しい。
また複数大型モンスターが登場すると奥のモンスターが見えなくなるところが気になった。
他にもいろいろあるものの、久しぶりにクリアできたゲームであり画集や設定資料集がが出れば多分買うくらいには気に入っている。
ただクリア後にギャラリーがない、イベント見返し機能がないなどこんなに可愛い女の子が沢山出てくるのに勧めにくいところが非常に多い。
物凄い悪いわけではないがもう少しストレスのない体験が欲しかった、というのが個人的な感想。