設定負けなのかなあ・・・。
久々の浅賀・有島作品。
価格どおり、ゲームブックテイストではありません。普通のADVに項目番号らしきものを振っているだけです。
ただ、フローチャートから任意のシーンに飛ぶことができます。このタイプ久し振りに見たなあ。
分跂もあまりありません。
エロ傾向は陵辱のみ。このクリエイターだから仕方無いね!
CGでの表現でHRとかはありません。ただ立ち絵でボテ差分のONOFF機能が。
これ必要なのかなあ?
このクリエイターの作品というと、負けても堕とさず生殺しのまま、それでもヒロインが耐えて、結果最悪の末路を迎えるという悪趣味な部分が持ち味(だと思う)で、本作もまあ、そういう部分を不死身というか性的体験を除いた中途半端な時間ループで活かしている、とは思います。散々異物を突っこまれて形が崩れたまま、みたいな表現があります。
ただ、心が折れたらゲームオーバーという設定で本当に何も無くゲームオーバーというのはどうなのだろう?
そこは折れても強制続行させられて、エンディングまでしゃぶられ尽くすような展開を期待していたので、ちょっと拍子抜けした感じ。
ゲームオーバーの分岐についても、これ必要?とツッコみたくなるようなのがあります。何より、サブヒロインの扱い雑すぎ・・・。
プ口グラミングについては、まあ相変わらず。吉里吉里が悪いのでしょうか。エラー落ち頻発です。
また、指定ミスでしょうか?テキストでは拘束されて騎乗位というシチュエーションなのにCGはまんぐり返し、というのが長いシーンであります。モニタを傾むけて見ろとでも・・・・。
口一プラ作品なのであれこれ贅沢言うべきでないかもしれません。ですが、今作については萎える要素が多すぎる気がします。
ネクストン系列だったRaSen時代に比べ製作環境が悪化しているのはわかりますけどね。塗りのショボさはまあ許せるとして、エロCGは何も考えず輪姦並べているだけで見どころもありませんし、ストーリーも一見良さげな話を突然入れてみたりして無理に尺を伸ばしてる感が否めません。
現状、ロープラ級のシロモノを数撃ちするしかないのでしょうけど、姫巫女無印のころと比べてしまうと残念という他ない出来です。
この作品自体の評価を一言で表すならば、抜きゲとして買ったのに、何か抜けなかった。これに尽きます。
それが素直な感想です。
一応、ギリギリ最後まで見られる程度の話はできてますのでクソゲーとまでは言いませんが、2000円台の作品だとしてもちょっとお粗末な出来だと思います。