抜きゲという点については文句無し。世界観とか設定は考えたほうが負け(笑)。ちょっとだけアレ?と思った点も・・・。
残念ながら「はーとふるママン」を未プレイなので、風麟ゲーの義母モノは今回初になります(母娘乱館もママンはいましたが)。そういう人が書いていると思ってください。
現在回想98%CG99%、残りはおふぇらシーン一か所ぐらいなので、とりあえずGW中に攻略完了としておきます。(※5月8日100%達成。回想にヒントがついていて楽ですね。)
予告通り、NTRはありませんでしたね。反撃システムが義弟視点のNTRになるんじゃないかと予想してましたが、義弟がテンプレの悪党で感情移入しがたい上、NTLですらありませんでした。先生の方もあの設定でしたし。受精ゲージが無いのは寂しいなぁ(笑)。
さて、今回は和風ファンタジーという設定でしたが、あまり世界観とか設定に突っ込まない方がいいと思いました(笑)。ファンタジーというかファジーでしたね。基本的に「お狐様」の名前が出るとなんでもありという感じで魔法っぽい演出もあります。細かいところは気にするな!というディレクターのメッセージが随所からにじみ出てます(爆)。明治だか大正ロマンっぽいものがやりたかったんだろう、というところで納得しておいた方が平和です。多分。
ゲームの目的が繭子ママンの心を救うことですので、基本線としてママン及びその情念が具現化した存在である羽華の攻略が必須となります。
ここが今回罠だなぁと感じたのですが、サブヒロインである咲季先生単独のルートが存在しないっぽいんですね。あくまで二人のどちらかのルートを前提にして、条件を満たすと先生のその後が挟まれるといった具合。実は、一周目いざとなったら先生ルートに行けばいいや、とか考えてたら日数不足で詰みました(爆)。目的を考えると当然なんですが、ここは賛否分かれるところだろうなぁ。先生ルートを作ると、人斬りはともかく義弟の始末に困るので、個人的にはこれで良かったようにも思えるのですが・・・。なお、先生関係のイベントは基本的に後回しでもOKでした。その方が無難かも。
ゲームシステムはいつも通り凝ってます。メインはパズルっぽい作りのミニゲームですね。これは面白かった。日中の行動力と結びつけて、鬼の撃退と同時にできる限りの修復を行う必要があるので、それなりに頭を使います。修復した場所には卵が出現しないので、なるべく面になるよう修復して、出現場所を近くしていく感じですかね。移動力にも制限があるので、ばらけて出現されないように配慮する必要があります。これ自体はそれほど難易度が高くないのですが、上で書いた通りいつもの時間制限がありますので、適当にやってると日数不足で詰みますね。稽古で行動力を上げる以外に、参拝で6ターンの間だけ行動力を水増しできるので、使いどころがポイントになってます。
イベントの有無は基本的に12ターン分先読みできるようになってますが、トリガーの判断がちょっと難しい。必須行動なのにマークの出ないイベントもありますし、店を休まないと出ない、逆に休むと消えるイベントもあります。反撃で義弟を卒倒させると出ないなんてのもありましたね。直前の公式ブログでは難易度を控え目にしたようなことを書いてましたが、どうなんでしょう?フラグが立てられず詰んでイラついて投げた、という人も出そうな印象。
期間は一日12刻の40日で480ターンとかなり長いはずなのですが、結構カツカツでしたね。ただ、上の通り個別エンドが二人しかないので、一周回で終わる人も少なくないのでは。
なお、ルート確定後の作業プレーはいつも通りです。ED条件確定すると右上にマークが出ますので、わざと不逞の輩を放置して日数減らすのもアリなのかな?試してないですけど。
BGMは和風を意識した雰囲気で、目新しくはないのですがゲームに合っていて落ち着く曲が多い。妻しぼりのアレンジが含まれてますかね。
エロという点ではいつも通りフェチシズム全開でブレがありませんね(笑)。抜きゲとしてのコスパは十二分だと。
口でのプレイが多め。よく舐めてます。HR目的なのでアナル無し。和姦のみ。断面図及び受精のカットインあり(OFF機能有)。エンディングのみボテH。繰り返しますがNTR無し・・・(涙)。なお、多人数もありません。あくまで主人公とヒロインのマンツーマン。
ちなみに、ハーレムルートもありません。
今回のメイン原画はMINさんですが、淫靡な雰囲気は大好きです。ただ、ママンが熟女モノとしては可愛らしすぎ、羽華は炉にしては肉感的で、シーンによってはかなり大人びて見えます。この辺、人によっては違和感を感じるのではないかなぁ。
主人公が大学生ということもあって、ママものという感じは低めなのかなと。これに反して、やたらと母親を強調するセリフが多かったのが少し引っかかった。だから良いのだ、というのかもしれませんが、やはり認識の順序としては母から女へ、というのが自然な気がして、関係が進むほど呼び方などに違和感を感じてしまった。これは単に自分がママものに合っていないだけなのかもしれませんが。
天然水さん担当のサブキャラも結構いい感じに仕上がっているのが多いです。それだけにもうちょっと目立たせてあげても良かったかなぁと。あと、人斬り関係の話が結構長いこと放置されている印象がありまして、その辺、もうちょっと頻繁に影を落としても良かったような。トリガーのわかりにくさもあり、話を真面目に追いかけようとすると、ちょっと中だるみするかも。
修復完了しても鬼退治だけはしなければならないミニゲームなど、ルート確定後の作業感も人を選ぶところだと思います。
ただ、エロのクオリティはいつも通りだったので抜きゲとしてはかなり評価されて良いのではないでしょうか。また、エンディングまで少々強引に持って行っている感はあるものの、どちらのルートも明るくすっきりと終わらせようという配慮が見えます。この辺り、アリスソフトのカラーに沿ったものではないかと。新規のユーザーに向いているかは疑問ですが、絵柄に惹かれて買ったとしてもそれ程損したという気分にならないのではないでしょうか。