悪いとは言わんけど、もっと面白くできたんちゃうかな
システムとしての説得力はまとまってる
テーマを魔女狩りにすれば出てくるキャラが女ばっかりになるのは当然やし
身体に魔女の刻印(星)がある→脱がすていう流れもエロゲとしては分かりやすい
推理パートは・・まぁご都合主義やけど基本論理的な流れで進むから助かるわ
そういった意味では良く出来てると思うけど、それ故に内容の駆け足感が勿体無い
やっぱ後半のあっさり感やろな
序盤から中盤でチラホラと「大捕物」のカタルシスを感じさせるとこあるけど実際にはそれにほとんどタッチしてないし
物語に対する風向きとして必要なのは分かるけどこの展開やとどうしても片手落ちな感じになってしまう
序盤メインヒロインと出会うとこも「なんであの塔にいたのか」ていう説明が一切ないから良く分からん
推理物でこれに対する説得力を提示しないのはアカンやろ、「偶然上京(?)した主人公に偶然会いました」は許されんて
過去に飛んだ時に「塔で待ってるよ」の一言でも言っとけばそれでシナリオ的に補完できるのになんでそれをしないのかと
「10年後に会おう」の一言であの出会いを演出するのは無理があるわな
そもそもメインヒロインはあの電波具合で10年間どうやって生きてたんかと
親は片方いるけど犬やし、故郷水に沈んだなら頼るヤツとかもおらんと考えるのが普通ちゃう?
ボロボロの状態で出会うならまだ説得力として理解できるけど「身なりはきれいな状態」てのは何だかなぁ・・
まぁ「魔法」の一言でいけるのかもしれんがこの作中の設定やとそんなに万能なもんではないし
潜んでいたラスボスが母体を守るためにフォローにまわった(ほのぼの)とも思えるけど、そうすると犬が気付いたやろし
んー・・・この辺どうなんやろ
最終的にヒロイン分岐でシナリオの方向変わるんやけど、この内容と密度なら一本道にした方が良かったんちゃう
んで、各ヒロインに補完要素を置いといて全部クリアしたら未消化部分が消えてスッキリすると
根性入れて頭使って作ってあるのが伝わるだけに色々と惜しい
<追記>
暗証番号の初期数字が0721なのは良い