そろそろAXLも限界なのだろうか
コンセプトとしては致し方ないのかもしれないが、AXLの独特の空気感が抜け落ちている
良い意味で垢抜けていないといえば良いのだろうか
あの独特の野暮ったさこそがAXL作品の魅力だと思うのだが、今作は(正確に言えば前々作辺りからであるが)全体が整いすぎている感がある
「この辺が美味しいですよね？」といった部分の集合体のようになっており、無駄な部分が非常に少ない
しかしながら、あの無駄こそが最大の魅力であり、全体の質を格上げする部分であり、結果としてオリジナリティとなっていた部分である
良い点としては、最近では珍しく「主人公がヒロインを追いかける」というパターンが多いことが新鮮ではある
だが、女装主人公モノではこのパターンはあまり機能しにくいため、成功しているとは言い難いだろう
今までのAXLでは見られなかった展開や表現も多いが、どうにも空回っている気がしてならない
チャプターを細かく切るのも裏目に出ているように感じる、ボリュームの無さを引き立ててしまうだけではないだろうか
一作目からのファンである人間としては残念
続編というネームバリューがあるので何とか体は保たれているが、これが無ければ純粋な作品としては厳しいように思う
ブランドとして新しいことを・・とも受け取れるが、同時にそろそろAXLも限界なのだろうかと感じてしまうものがある
延期もあったしなぁ・・・
やっぱり色々厳しいんだろうなぁ・・・