(GiveUp) プロペラ作品とは思えない
非常にショックである。
稀代の名作である「あやかしびと」を作り上げたあの素晴らしきプロペラはどこに行ってしまったのか。
全く持って雑であるとしか言いようが無い。
プロペラの(バトル物の)優れていたところは導入に対する説得力だった。
キャラクターから音楽、物語、文字の構成から適切なボリュームまで絶妙なバランスで成立させることで、
ユーザーを有無を言わせずに獲りこんでしまう力強さが最大の魅力であり、
これは他ブランドの追随を許さないほど圧倒していたと感じている。
今作「蒼撃のイェーガー」はそれに対して全く配慮されていないと言っていいほど雑である。
キャラクターも成立しておらず、物語にユーザーを引き込む魅力も無く、
またそれに対する試行錯誤すら一切感じられない。
これを雑と呼ばずに何と表現すればいいのか。
どこにでもあるテンプレ的なバトル物である。クリアしてしまえば内容など忘れ去ってしまうだろう。
シナリオライターが無能というよりほかに無く、このライターを採用したブランドの管理体制が問われて然るべき。
怒りを通り越して悲しみを感じてしまう。