2作目にして既に安定の域。独特のセリフ回しも健在。
前作よりも点数は低く付けていますが、これは自分が慣れてしまったためで、決して完成度が劣っているわけではありません。
むしろストレスを感じる話の展開を排除して、よりプレイしやすくなったと思います。
主人公の男友達イワ・ヘル・キッドはみんな物分かりが良くて協力的です。
しかし人によっては山谷のない平坦なストーリーに退屈してしまうきらいはあるかもしれません。
攻略といっても7回連続で同じヒロインを選択しなかった場合ノーマルEDという簡素なものです。
エンディング間際になると前作主題歌のアレンジ版がかかるのは良かったですね。
E-mote搭載とのことですが、目や口が動くくらいで殆ど恩恵は感じられませんでした。
折角なのですから立ち絵でわたわたアクションしたり乳揺れしたりといった演出強化の方に利用して欲しかったです。
15年末の作品でいまだにワイド対応画面でないことは不満点です。
CatSystem2は一番好きなゲームエンジンですのでその分期待が高くなるという面もあるとは思いますが。
・奏
小悪魔というよりはお茶目な子でした。
自分のルート以外でも場をかき回すような突っ込んだトークを遺憾なく発揮します。
EDで最も大きなことが起こるのは奏ルートでしょうね。
自分は最初にプレイしましたが、これを最後にするとすっきり終わるかもしれません。
アペンドシナリオで昔中二病だったのは笑いました。「あ、はい」
・雪静
お姉ちゃんより巨乳なんですねいいなあ。
オドオドぼそぼそ喋るキャラは嫌いなのですが、不思議と松田理沙さんが演じると嫌になったことがありません。
親父は改心した模様で娘の彼氏に試練などと難題を持ち出すようなことはしないそうで。
これはライターのセルフパロディでしょうか。
そういえば雪静だけ同棲状態になるイベントがありませんでした。
・涙香
一番ヤキモチ焼きでしたね。
キャラ設定にあるほどお尻が敏感というのが強調されていませんでしたが、陥没乳首だとは思いませんでした。
3年生で卒業間近とはいえ聖ルートの二番煎じをするわけにもいかず、既に隣町の女子大に進路が決定していましたね。
このルートでは紗雪は一人身のはずですが、涙香を呼び捨てで話している場面が何度かあり、ああ学校に馴染んでるんだなあとほっこりします。
・穂波
うんツンデレ。
付き合い始めてからも暫く距離を置いた関係が続き、進展は最も遅いキャラです。
といっても布団に転がってキャーキャーやってる場面がしばしば入るので、最初からニヤニヤはさせてくれます。
一番ヒロイン視点が多かったキャラかな?
今回の主人公はエロ本好きなのか、各ルートにエロ本絡みの話があります。
しかし好きという感情を表現することに躊躇がなく、前作同様のいい男です。
前作主人公は紗雪(雪静ルート)、聖(穂波ルート)、こはる(涙香、奏ルート)と結ばれた状態になっています。
顔を合わせることはあっても言葉を交わすことがありませんので相変わらず声は不明ですが。
年下キャラ二人は主人公デフォ名の場合「浩輔さん」と呼んでくれるのですが、名前変更すると「お兄さま」と「お兄さん」になります。
特に穂波は先輩呼びからお兄さんになって、なんだか仲が退化してしまったような印象を受けます。
こういうイチャラブ特化ゲーは、hibiki worksのxxxCationシリーズのようにラブリーコールシステムが搭載されているとより嬉しいですね。
Hシーンはもっと短くしてくれないと抜けません。
同じCGで延々とやられてもどこでフィニッシュしたらいいかタイミングが計りづらいです。
舐めてるだけの行が一行もない、会話しかしてない最低のフェラチオテキストも相変わらず。