延期繰り返した10周年記念作品がこれでは、めめすぎだわよ
フルプラ作品なので「さくらさくらフェスティバル」よりもガッカリさせられました。
まずシステム面で、選択肢が出るとシステムボタンを出せないし常時表示させておいても消えるためセーブが出来ない。
メニューバーまたはキーボードショートカットから行う回避策はあるが、2017年にもなってこのユーザビリティはいただけない。
差分抜きでCGは67枚。
item欄のエピソードまで見れば全部埋まるのは確認。
バージョン1.01で誤字はまだありますが、特に直した方がいいんじゃないかと思うのが↓
>声は少し上ずり、残念ながら小並感があった
小物感と言いたかった?
誤字ではないですが「泥亀の月」では"バック"、本作では"ベット"、公式webサイトでは"パット"と書いており、商業作品としてはテキストに疑問がある。
最近プレイしてないので直ったか知りませんがHOOKソフトのスタッフロールの"デバック"をふと思い出しました。
檸檬役の声優さんは昔の新堂真弓さんみたいな慣れてない感がアリアリだがそれ以外のキャラは問題なし。
ところでウンコにまでピー音入れる意味はなんでしょう。
正志は養子入りするときに名前を変えたのかと思ったら、字は違えど親子で同じ名前だったのがわかりました。
3姉妹は100%血は同じと明言されてましたので、なのははやはり隼人の種でした。
なのはの料理を侮辱してひっくり返し正志にジャイアントスイングを食らったので彼女の親友のブラザー2に追い出された。
そして正志は義姉が苦手。
それが「さくらさくら」時点での設定でした。
しかしそういう外道するのがヒロインの樹理では良くないために、その泥を被るために急遽生み出されたのが芳子。
「泥亀の月」時点でも樹理が長女でしたので、その後作られたのでしょう。
居なかったはずの姉を捻じ込んだせいで両親の早婚ぶりが加速した印象がある。
ついでに樹理と正志が出会ったのが8年前、その当時妊娠発覚したなのはも8歳。
数え年でもなければ妊娠期間が考慮されていないような。
ゲームが短すぎ、特に個別ルートがあっさりしすぎていることが一番点数を下げた原因。
「泥亀の月」プレイ時にはそれなりの規模で社内政争が行われるのではないかと思っていましたが、村の中だけで完結して主人公は一歩も外には出ないし何もしない。
樹理が勝手に片付けてくる。
必要以上にドロドロしないならそれも良いのですが、かといってキャラ立ちもしていなければイチャイチャもないのでは何を楽しめばいいのやら。
泥マサや壱吾って印象に残るいいキャラしてたんだなと思いました。
そもそも正志がヒロインを好きになった理由が伝わらない。
前から知り合いだった樹理ですらいきなり自覚して走り出して告白という唐突さ。
ルイディアーナは吉岡を乗っ取る過程で精神を病んだと読んだ記憶がありますが、本作ではなのはを産んだ後に外国へ行って風土病にかかったのが原因だとか。
それ吉岡家のせいではないですやん。
徐々に良くなっているような様子は見られるが、作中では治るまでには至らない。
3姉妹の父親の隼人がどうなってるのかわからないのも不完全燃焼。