色あせない名作
ノーマル→知的1→知的2→知的3→おまけ→夕美→ベストの順にクリア。
一言で言えば、ズルい。
こんなん泣くに決まってるやん、って攻撃をこれでもかと仕掛けてきます。(設定からしてそうなんですけどね)
オーバーオール姿の可愛らしい加奈がミルク蹴られてとててと追いかけてくいじましさを見せられたら、開始10分で早速涙腺緩んじゃいましたもん。
隆道がこれを悔やんでいたことをすぐに言わなければ、間違いなく主人公に殺意湧いてましたね。
序盤はギャグで掴みを得て後半シリアスを持ってくる安易な構成のゲームが多い中、ゲームのテンションが一貫しているのも好印象です。
途中で雰囲気が変わってついていけない/裏切られたと思うことがなく、最初から最後まで同じ心持ちでどっぷり世界に入り込めます。
挿入歌がまたいい。
まさに「このシーンのために書きました」って歌詞。
初めて聞く歌でもすっと頭に入ってきます。
一緒に海へ行くシーンが一番のお気に入りです。
普段ならハーレム大好き2股の何が悪いの?って考えですが、加奈相手だと悲しむことはしたくないっていうか、すまん夕美別れてくれって本当にそう思ってしまうのが不思議です。
夕美も嫌いじゃないんで、加奈死亡ルートではその後隆道とちゃんと結ばれてくれればと思います。
ベストEDを最後にしたのは正解でした。
何度も悲しい別離を経験して、やっぱり最後くらいは二人が一緒に生きていける姿を見て気持ち良く終わりたいですから。
加奈との恋愛にあまりタブー感はありませんでしたね。
血の繋がりがあろうがなかろうがそれ自体障害とも思っておらず突き破るエロゲ今は一杯ありますし慣れちゃってるのがあるのかもしれません。(というかこの時期だけ特に厳しかったんですよね。 更に以前にも普通にありましたから)
非18禁作品なのでセックスしているであろうシーンは直接的ではなく示唆的になっていますが、その辺りの繋ぎが上手とはいえず意味不明になっているきらいがありました。
序盤の選択肢が終盤に影響してメッセージが変化するような作りにはなっていないため、既読率100%は難しくありません。