売りのグラフィックが乱れている個所も。
崩れていたり描き込みの足りない一枚絵、塗りも変わったところがありました。
本編ではファミレスでの朋夏のCGが怪しいと思ったもののまあ1枚くらいはそんなのもあるかと流しましたが、同じ構図になった陽向もやはり変でした。
もしかして真正面のアングルが苦手?
水平線まで何マイル?本編にアペンド追加状態でプレイ。
アナザーシナリオは該当キャラクリア後に本編に選択肢が出現するようになり、ED後にそのまま続くのはアフターシナリオである朋夏と湖景。
上村は水面ルートから分岐。
本編での不満・不足を補完する描写が多く入っている。
例: 主人公ではなく陽向が自分から湖景と双子だと明かす、好きになった理由や突然1年後になるなど麻里矢ルートの恋愛面補足、沙夜子が飛行機製作の間ちゃんと仕事をする
朋夏アフターは本編ED後に即続くが、いきなり時間が戻るので繋がりが悪い。
問題はHシーン7回も登録されるのに挿入は1回だけという薄さ。
尺の短い寸止めで水増ししても実用性に乏しいです。
好きなヒロインだけにガッカリ感半端ない。
湖景アフター、問題先送りして前日または当日で付け焼刃して解決する、という本編での悪癖が全く治ってない。
キャラの性格の話ではありません構成のこと。
イライラとハラハラは違うんですよ!
麻里矢アナザー、葛藤は本編でやったんだからFDでまでわざわざ問題入れる必要はないんです。
喧嘩させたりすれ違いが無くたって起承転結は書ける。
CG枚数10枚と朋夏・湖景と並んで最小なのにその内の一枚が朋夏の絵という。
恋人に内緒で留学とかそんなキャラでしたっけ?
本当にシナリオに恵まれない子です。
選択肢を間違うと本編に戻り1年後シーンへ。
陽向アナザーが一番面白かった。
イチャラブあり、無駄シリアスなし、Hシーン多い、3Pあり。
FDとして言うことなし。
このレベルの話を他のキャラでもやってくれていたら。
尚、このルートでは飛行機を飛ばさない。
1回目の選択肢は3Pの相手が変化、2回目の選択肢はその後の展開に全く影響しない。
沙夜子アナザーの脚本家は本編書いたライターのエイリアスでしょうね。
キャラが主人公の心の声に返事する文体が同じです。
だとしたら何故名前隠すんでしょうか?本編のメインライターが書いてるのはFDの"ウリ"になるはずですが。
それはともかくやっぱこの文体嫌いですわ。
このルートで良くなかったのが大会で堂々と優勝してしまうこと。
ここは本編と同じく(その場では)優勝出来なくて、それでも沙夜子は壊れなかったからアナザーなんですよ、主人公が早くから関わった意味があったんですよ、沙夜子は自分の中の壁を壊して変わったんですよと示すところでしょう。
本編でだってその場で優勝していれば別におかしくならなかっただろうしそれじゃ一緒です。
実験するときは測定する項目以外の条件を同一にしなければいけないって陽向あたりに言わせてませんでしたか?
活躍させようとするあまり大事なことを見落としているのではないですか。
空太と沙夜子は愛情が行動原理であって会長と部員としての信頼ではないので、陽向と麻里矢への説得も嘘くさく聞こえます。
少なくともあの時点で沙夜子と朋夏、沙夜子と湖景の間にそこまで信頼関係はないということだけはハッキリ言えるでしょう。
結局沙夜子が非協力的であることを理由付けるために"無責任"よりはまだマシな"放任"という言い方を見付けてきて、その言葉にこじつけるように組んだシナリオという印象が強いです。
ぽよよんろっくがデザインしたような新攻略キャラ水面。
朋夏や陽向のことを思って規定違反の記事を書いた、という私情に基づいた偏向性を本人も最後まで気付かないし誰もそこには突っ込まない。
そのため空太の擁護がズレている感が激しい。
多分書いた人が、正義や善意の心から来るものは中立性を欠いたことにならないとでも思ってるんでしょうね。
(中立な)正義のジャーナリスト目指します、という自己矛盾の塊である水面の姿勢を肯定しているようですから。
別に偏ってたっていいんですけどね、本人の"自覚"があれば。
それを見聞きして善し悪しを決めるのは受け手側なので。
上村ルートは正直やりたくありませんでしたが、貧乏性なので折角ある物を読み逃したくなくて適当にプレイ。
一つだけ言わせて欲しいのは、文字だけなら何とか我慢するのでCGは要らんかった…。