愛理一色シンフォニー
ツンデレキャラは外れが多いのですが、愛理は場外ホームラン級の大当たり。
デレてからの破壊力がとんでもないです。
五行なずなさんのCVもぴったり。
真面目故に厳しく当たってしまうタイプのツンデレは根がいい子なので気持ちよくそれまでの態度を許せますね。(他にはパルフェのカトレアや、おとぼくの貴子さんみたいな)
そういうタイプは暴力もふるいませんし。
初体験を失敗してしまう展開も良し。
この子ともっとイチャラブしていたいと思うキャラは久しぶりでした。
学園長があまり好きになれなかったので母娘丼したいとまでは思えなかったものの、集会時の「おいっすー」や「セイコラ!」などの掛け声を女生徒達が黄色い声で復唱するのにはかなりツボに入りました。
反面、桜乃ルートは…うーん…。
兄さん大好きキャラなのに、どうして自分のルートではこんな及び腰になってるんでしょうか。
こちらから距離を詰めようとすると逃げてしまう、しかも2度。
テキスト水増しのような中身のない愛理との会話シーンも意味がわからなかったです。
他ルートではあんなに面白いキャラなのに活かせていない、残念な出来です。
アンジェルートは『野良メイド』というポジションが自分の中でうまく消化できなくて終始違和感に付きまとわれていたせいか保住にしては思ったよりのめりこめず。
メイドたるもの男性として愛する人をご主人様にするのが幸せみたいな理論もちょっと抵抗がありました。
母親もそうだったという話がなければもう少し受け止めやすかったのですが。
『この日、俺たち(同意のもとで)、初体験、する』という展開は好きなのでこれはプラスポイント。
みう先輩ルート、ママと母娘丼したかったああああああ!!!!
作風に合わないので最初から無理なのはわかっておりましたが。
紗凪にもフォーカスが当たりますが、失恋したからといってあまり同情出来ないんですよね…。
自分の場合、好かれたいならその態度どうにかしろよ、と考えてしまうので。
このルートでは挿入歌もあり、ボリューム的にも若干長かったような気がするのですが、愛理がパッケージヒロインだとしたらみうは裏ヒロインみたいな位置づけなんでしょうかね?
女の子に甘えたいんじゃなくて甘えさせたい派なのでヒロインとしてはそこまでピンと来るものはなかった。
動物ネタは特に好きではないのですが、保護した動物との付き合い方を線引きしているのは好印象でした。
というわけで高得点の殆どは愛理によるものです。
ですが主人公も嫌味がなく女の子に優しい、好みでした。