ストーリーは結構。BGMは普通
この作品は2005年7月29日に発売されたということです。新潟県中越地震は2004年10月終わりに発生しました。ここからこの作品を思いついたのだとするとすごいなと思うのですが、どうなのでしょう。
こういう超メインの人以外が死ぬ/いなくなる話(1周目)というのは、死亡する展開が適当になりやすいようです。田能村を死亡させるために新しく人が出てきました。雲雀や妙子は結局どうなったのでしょうか。3ヶ月ヘリコプターさえ飛んでこないという、現実ありえない世界設定にするために作った、地震が発生するのはわかっていたというのも、自然の地震なのか人工地震なのかも含めて無理がある設定です。とはいっても、田能村・雲雀・妙子の上手い死亡展開のために伏線をばらまこうとする。もし人工地震だとするとそのための設定を作る。そのようなことをすればシナリオ量が2倍にも3倍にもなるでしょう。難しいところです。
あろえではなく死にたがっていた柚香が生き残るエンドは上手く王道を外していて(?)良かったです。あろえはパッケージにも出てくるし、ストーリー上最初に出てきますが、上手く扱えていなかった感じがしました。
こういうCGのゲーム、ほとんどないですね。このようなゲームのシナリオはこういうCGこそ合うものだと思うのです。1年に1個は欲しいところです。
コンフィグ画面が右クリックで終了できなくて、古いゲームだなと、味を感じました。