重要なのは京子ルート。素直になって
やり終えてやっぱり一番良かったのは京子ルート。
ずっと好きなのに素直になれずに遠回りする京子はもの凄く好感の持てるヒロインでした。
千春は主人公と京子は両想いだと思ってる中で京子に恋愛相談します。
ここで京子が素直に「私もカツヤが好き、だから勝負ね!」となればよかったのですが、京子はここで千春に応援すると言ってしまいます。
千春がした恋愛相談は牽制の意味もあるし、親友だからこそ正々堂々と京子に伝えたと思います。
その後、京子はラーメン屋に誘って2人をくっつけようとしたり、体育でセッティングしたりして応援します。
京子自身は幼馴染や親友との関係を壊したくない。でもお祭りに誘われるとやっぱり嬉しい。
応援してる立場で二人でお祭りはやっぱり良くないながらも、楽しみで浴衣を着て化粧する心情。
そして不幸が重なり、遅刻して待ち合わせ場所に行くと、キス?しようとしてる2人。ここから挿入歌。
このシーン、ものすごく良かったです。
何度も告白をしようとして直前で辞めてしまう京子。京子が告白されてるシーンをたまたま居合わせ、自分のことはただの幼馴染と聞いてしまった主人公。ほんちょっとボタンがずれて付き合えない。
私は祭りの次の日の描写やなんで来なかったのかすぐに京子に聞く描写を見たかったです。
祭り後付き合う2人ですが、2か月以上経っても手すら握りません。その後京子と付き合った時にすぐに握ったのとは対称的です。
その後何も進展しない2人をしり目に学祭でほかのクラスメイトから一緒に作業しなよ~と言われる千春。
こういう人たちいるよねとやりながら思いました。
千春が混ざろうとするとやんわり拒否する主人公に奈央が「好きじゃねーんだろっ」と痛恨の一言。
ずっと横の席で見てた奈央は描写されてた以上にいろいろ思うところがあったんでしょう。このゲームの中で一番好きな言葉です。
その後奈央が3人に対して気持ちをぶつけます。その次の日に千春と別れて京子と付き合います。
久しぶりにいい女友達(別ルートではヒロイン)を見た気がします。
ここまでの流れは私は100点です。
どうしても気になってしまうのがゲームシステムのマップ移動です。せっかく没入感ある世界を作れてるのに、同じテキストを見てしまうことや同時多発的に動く野球部員や先生のその時の思いを全部見れないことです。勿体ないと思います。
今作の4人のヒロイン以外に野球部員4人や先生の存在はもの凄くクラス感を感じました。
それとGTOや学校へ行こうのパロも楽しめました。
京子ルートのスタッフロールの小学生中学生今のイラストは幼馴染の良さを感じました。