間違いなく良作。全体的にコミカルな掛け合い。主人公のいい部分と悪い部分。
つよきす3をやっててライターのさかき傘のコミカルなやり取りが好きだったのでやりました、期待どおりでした。
恋奈
一番展開を動かして、幹部4人とのコミカルなやりとり。ここはリトバスやつよきすを思い出すホーム感がありました。拉致やクサリを繋いでタイマン、一番えぐいことをやってるのに憎めませんキャラでした。
このルートが一番不良の抗争や成り上がりを感じる展開です。最後の戦いは王道的ですが、恋奈のしたたかな作戦(他チームをバスで送ったり、カツアゲしない恨みを買わない)やカリスマによりほかのチームの参戦は素直に楽しかったです。
好きだから別れた辻堂と好きだから自分で手元において守る恋奈。
どっちもいい対比でした。
マキ
野生的な部分もあれば、信念もある。
「ヤンキー関われば、他のヤンキーを敵に回すことだ」
終始、マキは警告してます。この言葉全ルートに通じると思います
ただそう言いながら、大の家に入り浸るのもどうなのかなと思います。この言葉も大の家で言ってます。
この不良をやめる展開は一番好きです。
愛
他ルートで理由をつけて護衛したりするのも別れろって警告も結局建前論。
本音は私以外と付き合わないでってこと
恋奈ルートで別れて1か月経った元カノの愛が「私と別れたのはヤンキーと関わらない為だろ、恋奈と別れろ」って発言は正しいけど、別れた時点でもう他人です。現カノと元カレに言いに行っても負け戦です。
マキルートでマキが愛に「おまえが勝ちから降りたんだ、負けを認めやがれ」との発言は正論です。別れ話を切り出した時点でステージを降りてしまった。
強引さは男だけの特権ではないです。ましてヤンキーなんですから。本当に離したくないなら、恋奈の「私なら守る」、マキルートの「不良をやめる」という選択肢の方が正しいです。
私自身プレイ時、最終的に不良を続けるか、大を取るかという展開になると思ってました。
ある意味で恋奈ルートとマキルートの辻堂愛の方がメインよりも好きでした。マキルートの三角関係の喧嘩はベストシーンです。
主人公
いい点も悪い点もありました。
話がこじれるのが不良グループに入るということの3人との認識の違いです。
江之死魔の幹部4人も恋奈もマキも愛もみんな仲間だと思ってます。
だから喧嘩してほしくない。暴力を奮うのも嫌がります。
これは一般的な感覚だと思います。
一方でそれについて不良側の愛やマキは警告しますし、恋奈はコマとして勧誘します。
ここでの認識の違いは割と私は大に同情的です。
愛ルートで喧嘩をやめてほしいとの言葉を愛はどれだけ考えたのか疑問です
大は別に喧嘩の強い女だから愛を好きなったわけではありません。
友達同士では干渉できないことも彼氏彼女なら干渉するのはある意味当然です。
母が伝説の元ヤンだから推奨された価値観の環境だったかもしれません。
ですが、ケンカはコミカルに描写されてますが、ケガしたり、顔に傷がつくかもしれません。間違って人を殺してしまうかもしれません。
元プロボクサーのコラムで「日本タイトルを取って頃、たくさんの女が寄ってきて次の世界戦頑張ってと言われた。その中で一人だけもうボクシングやめてって言ってきた。そう言ったのはそいつ以外に親だけ。結局その女と結婚した」
本当に相手を思ってるからこそ、ケンカをやめての発言です。
大は他ルートでの恋奈やマキには言いませんでした。
ちょっとシリアスに考えすぎた考察でしたが割と大の「ケンカはやめて」は私は好感が持てます。
ヤンキーの抗争に巻き込まれ被害にあい、怖いと思いながらも各ルートの彼女たちへ愚痴も言わず一切攻めません。
久美子を助けるために単身でねずみ花火や爆竹で駆使して助けます。
愛と屋上でランチをしててもごまかされるために何度もぶん殴られてます。
恋奈ルート最終決戦でマキとずっとタイマン張ってます。
というか全ルートで結構ひどい目にあいながらそのルートの彼女の為に体張ってます。
普通の主人公ではありません。かなり肝が据わってます。コミカルに描写されて感じにくいですが。
一方で多くの人が不満あった愛ルートでの愛という彼女がいるのにマキとの飯出したり、イチャついたり、寝泊りさせてる行為です。
ここの部分は初見プレイ時、ちょっと大、そろそろマキを部屋に呼ぶのはどうなのとプレイしてた時に思ってました。
愛はやめてと苦言を何度も出しながら大はなぜか理解してません。
大は頭おかしいです
そこでの言いわけが酷いです
「でも、ほっとけないんだよ。危なっかしというか、その」
正直単純に心配なら、家に帰すなり、姉と3人で食事取るなり、お金あげるなりいろんなやり方があります。
部屋でどうこうは大の下心を感じます。ただでさえHシーンの性獣っぷりは気持ち悪いのに
愛にケンカはやめてほしい言うなら、もっと愛に好かれるためにマキと距離を開けるべきです。
しかも速攻で「無理だね」といいます。
マキをほっとけないから、愛とは付き合えないってどう考えてもおかしい
一番好きなのは愛ならマキとのお世話はやめるべき
その後、大は「相性が悪かったから」と奇麗な言葉を回りに別れた理由として言いますが、ずるいです
「彼女がいるけど、ほかの女を部屋に入れることをやめれないから、彼女と別れた」と言うべきです
その後、大の落ち込む描写も学祭の愛の告白も正直ずっとしらけてみてました。
ここのせいでメインヒロインの愛ルートが一番微妙なルートになってしまいました。
何かもっと別の対立の仕方がなかったのかなと思いました。
久美子
ここのルートが欲しかったです
思ったのは3人のヒロインを別の学校にする意味はそこまであったのかなと思います。
つよきすの生徒会やクラスにはホーム感は凄く感じたのに、学校が違うので中心地点がないと感じました
毎回江之死魔幹部が乗り込んでくるのも学祭に乗り込んでくる展開もそれなら同じ学校にすればいいのにと感じました。
おそらく学校がメインよりも海や江之島でバトル描写の為なのかな?
正直この学園トップが湘南最強で最後には3人が共闘して他校や他県をぶっとばす王道展開もあるのかなと序盤思いました。