ブルマを穿いた先生の話だと勘違いしていたんだ、俺は、ずっと!
ブルマが好きで好きでたまらないという設定の主人公が体育教師の正式採用を目指す話だった。あやつりブルマーみたいな変態じゃなかった。
・絵 13点(20点満点)
ブルマに目が眩んで買ったため気付くのが遅くなったが、まりもの立ち絵の一部がおかしいような気がしてきた。異様な頭のでかさ、肩から肘あたりまでの上着の描き方、腰から腿のライン、そしてモリマンと呼ぶにはあまりに鋭く尖った股間。メインヒロインにしちゃ地味だなと思わせといて実は男の娘かよ!って思ってたら普通にまんこだったよ!詐欺られたぜ!
肝心のブルマの描写だが、紺一色に絞ったのはナイス判断だ。赤系や緑系なども決して嫌いではないが、白い体操着との組み合わせで最も映えると個人的に判断している基本色で全ヒロインを統一したことは英断といえよう。
パッケージを見てほしい。はみパンしている。白だ。見事だ。このパッケ絵のキャラが委員長か和香だったら、俺は当時健在だった近所のエロゲ屋で初めてこの作品を見かけた時に「むふぅー」とか思いながら即レジに持って行ったであろう。というか、ずっとこのロリっぽいまりもがいわゆる「ブルマ先生」だと思っていたんだ俺は。なんで先生がブルマ?とか、よく調べもしないで「こんなキャラじゃ抜けねえよ!」なんていきがっていたんだ。P通販の特価セール、ありがとう!
だがゲームを始めると、そのはみパンの感動が裏切られてしまう。なぜか、ブルマの下に何も穿いてないとしか思えないCGをこれでもか、これでもか!と目の前につきつけられるのだ。ブルマの下にパンツ、そういうシーンも確かにある。いっぱいある。しかし待て。たしかにブルマは開発当初、下着として考案されたらしいので、パンツの上にブルマを穿くという行為は下着を重ねるということになり、日本人おかしくね?ってアメリア・ジェンクス・ブルーマーさんに怪訝な顔をされるかもしれない。じゃあ、おれらは、学校の体育の時間に下着姿の女子を合法的に視姦していたというのか!答えはNOだ!ブルマはブルマ、下着は下着、ブルマとパンツは別物、日本文化なめんな!
たまには直ブルマもいいでしょう。しかし、基本を疎かにしていては先には進めませんよ?
そして、ブルマの着こなしについてですが、せめて3つのパターンを立ち絵で用意していただきたかった。
1つめはブルマの中に上着のシャツの裾をしっかりしまうパターン。学校側が強く推奨する着こなしですが、私も激しく同意させていただきます。なぜか女子側に不評なこのパターンですが、女子がブルマを着用した上で我々がブルマの全体像を拝めることのできる、鑑賞している者を「ああ、ブルマってこういう形をしてるんだ」と納得させるに十分な穿き方なのではないでしょうか。見たかったと思います。
2つめはこのゲームで採用されている、シャツの裾をブルマの中間地点まで出すパターンです。最初はしっかり中に入れていたのに、いつの間にか出ていて…というのなら大ありです。すごくありです。
3つめはシャツを思いきり下げて、ブルマをほとんど隠してしまうというパターン。白いシャツの下の方にちらっと見える紺色の小さな三角地帯。夢の空間の誕生です。
あと、もっとシャツを下げてブルマが正面からは全く見えないパターンとか、シャツの裾を腰のところで結んでへそちらとかまだまだできるはず。努力を惜しんではいけません。
・文章 5点(10点満点)
雰囲気が壊れるシーンもなく、楽しげに始まり楽しげに終わる。ほぼ、ひたすらブルマ女子との会話とHを繰り返すのみで少々退屈にはなった。共通ルートで全ヒロインと万遍なくHシーンがあるので、気に入ったヒロインを攻略する盛り上がりを感じることが出来なかったのも残念だった。
・声 15点(20点満点)
なんとなく聞いてると無修正にも感じるときがある極々短い無音消し。
安玖深音の委員長声がたまらない。他の女子を叱る声、男に甘える声、どれも委員長の生真面目さが滲み出ていて良かった。
・エロさ 13点(20点満点)
白と紺のコントラストが好物の自分にはひとつひとつのシーンが大切なものになるはずだったのだが、ブルマや体操着にハサミを入れて切り刻むなどの残虐シーンがあったため、ちんこが枯れるという展開にはならなかった。
ブルマの上からではまんこが見えないから?ちんこ挿入のため、邪魔だから?だからブルマを傷つけるというんですか?信じられません。ブルマより中のまんこを優先する、その姿勢は許さない。絶対にだ。
H中のヒロインボイスの割合が主人公のセリフやモノローグに負けてるように感じた。ブルマ絵と中の人のエロボイスだけで良いものができるはずではと思うんだけど、書き手の人はやっぱ色々書きたいのかな?
シーンによっては、あっけなく早めに終わってしまうものもあって物足りない気がした。
・ヒロインの魅力 14点(20点満点)
委員長と和香、そして演劇部の金髪・萌。なぜじゅんにゃんキャラがメイン側で萌が脇キャラなのか、問い詰めたい気持ちでいっぱいだ。
委員長が初Hをした主人公を独占したがるのが良かった。生真面目にセックスに取り組む委員長は全メガネっ娘の鑑ではないだろうか。こういう真面目な人を追い込んでもっと嫉妬に狂わせたりしたら良かったのにねぇと思った。
和香は立ち絵とイベントCGに少し違和感があって残念だった。
金髪の萌は小出しにするキャラではなかった。エロゲじゃ金髪キャラは珍しくないとか、そんな理由じゃこの扱いは認められない。「おーほっほっほ」とか言って突然現れる金髪は一作に一人くらいいても全然飽きないはず、俺は!
そしていつHシーンがくるかと思っていたPちゃんが結局名前だけのかませでガッカリした。まりもの締めはQちゃん似(たぶん)のPちゃんを交えた3Pだろう?ですよねー。
・満足度その他 6点(10点満点)
ブルマだけを楽しもうと思ってたが、委員長の存在感は嬉しい誤算だった。だが、肝心のブルマを含めた体操着の描写にそれほどのこだわりを見出せなかった。しかし、いくつかの紺ブルマのHシーンで気持ちよく勃起したのも事実。
ブルマゲーって難しいねってそんな春の1日だった。