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bakabakamankoさんの狙われた女神天使エンゼルティアー ~守った人間達に裏切られて~の長文感想

ユーザー
bakabakamanko
ゲーム
狙われた女神天使エンゼルティアー ~守った人間達に裏切られて~
ブランド
SYRUP -many milk-
得点
79
参照数
4400

一言コメント

そのおちんちん言うのをやめなさい!

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

エンゼルティアー・舞島優理は女神天使である。
女神天使は人間の自由のために、魔族と闘うのだ!

なんつって、女神様の口車に乗せられて変身ヒロインとして活動するハメになっちゃった優理ちゃんが遂に!悪巧みに引っかかって生のちんぽにご対面!!
くるでー卑語くるでー!!
田中くん「エンゼルティアーが俺のチンポを握ってる!」
ティアー「これが、おちん、ちん…」
中年男性「なんて締めつけだ、チンポが食いちぎられそうだぜ!」
ティアー「また、おちんちんを2本も挿れられてる…」
権藤先生「もうチンポの味を覚えやがって!」
ティアー「おちんちんの熱が、おちんちんの脈動が…」
って、おいいいいィィィィィ!!
エロゲプレイ時の私の脳は、画面に表示される「チンポ・ちんぽ・チ○ポ・ち○ぽ」に即座に反応するように訓練されている。であるから、テキストに「チンポ」とあったなら、瞬時に音声チンポへの期待に股間が膨らみかける。
それがどうしたことでしょう、「チンポ」言ってるのは野郎ばかりじゃねえかこの野郎!
肝心のティアーちゃんが発するのは「おちんちん」ばっかり!シャラップ!!
では、「おちんちん」の何がいけないのでしょうか。私の中でその答えは出ています。
「お」を付け足すことでいやらしい言葉としての体は保っているように見えますが、「ちんちん」自体が日常で普通に口にし耳にすることの出来る言葉であって、私には微塵もいやらしさを感じない。
電車の呼び名であったり、犬の芸の名であったり、何より私の家庭及び周辺住民の間では何かが熱い状態のことをずーっと「チンチン」って言ってるので「お」を付けたくらいではビクともしないのです。
そんなわけで私は、男性の性器を表す言葉の使用として「おちんちん」は卑しさが不足していると思うので、エロゲでの多用に不満が残るのです。
そんな「おちんちん」に比べてどうです、「チンポ」。この響き、そして破壊力。これを普通に日常会話に取り入れている人を私はあまり見かけません。漫画ですと、野球漫画「プレイボール」で谷口くんのご両親が会話中に言ってたのくらいしか私は知りません。
テレビとかで「ちんちん!」って叫んでもそれほど問題にはならないと思いますが、「チンポ!」はたぶん怒られるでしょう。そういう一線を越えた卑しい言葉を女性の声で聞ける、それこそが18禁である意味なのではと思うのですが…。

そんなおちんちんばかり言うヒロインなんかで勃起できるかッ!と憤慨していた私ですが、女神天使には勝てなかった。
なぜなら、清純ぶった優理ちゃんが赤面しながら何人もの男とフェラ!乳揉み!セックス!たまらん!
嫌がってるくせにすんなりチンポを受け入れる優理おまんこ!たまらん!
今まで何人とヤったのか訊かれて「12人」と即答する正義のヒロイン!ナイスビッチ!
弟の目の前で権藤先生とセックスするエンゼルティアー!なんてことだ!なんてことだ!
そんなの見せつけられたら弟チンポが黙っちゃいませんよ!近☆親☆相☆姦!!
こんなヤリマンに卑語などいらぬ、ゆけ!ティアーちゃんの黄金放水!!
優理ちゃーん!!んほぉぉぉぉっ、ティアアーッ!! ティアーッ!!

・・・ふぅ。
このゲームを終えた今、私はとても疲れているが気分は悪くない。
全エロシーンを見たあとに辿り着いたエンディングは少しだけほろ苦い味がしたが、長く付き合った作品の締めとして私には合っていたように思う。
おちんちんを何回もこすった。優理ちゃんだけじゃない、杏ちゃんと涼音先生でも何回もこすった。
杏ちゃんのえんじ色ブルマー、ありがとうございました。
杏ちゃんのひぎぃな処女喪失、ありがとうございました。
杏ちゃんのバイブde黄金失禁、ありがとうございました。
杏ちゃんは犯されてる時のカッと見開いた目が良かった。杏ちゃんが挿入によってどれだけ衝撃を受けているのかがとてもよくわかって、良かった。
普段ならアナルセックスとかノーセンキューな私なのだが、杏ちゃんのひぎぃ顔を目の当たりにしたならノープロブレムだったのだ。
そして何より、杏ちゃんの中の人・成瀬未亜氏が録音装置の前で喘いでる姿を妄想しながらこするおちんちんはとてもとても気持ちいいものだったのだ!フヒヒヒヒヒ!!
しね!!俺しね!

魔族メキデンに年増扱いされて怒っちゃう涼音先生は処女BBAで可愛かった。
杏ちゃんと涼音先生は少しだけど「チンポ」を言ってくれた。それが嬉しかった。
男キャラは皆、下衆い顔がとても輝いていた。私がいっぱいいるようだった。ちょっとだけ悲しくなった。
女神様やラクロス部の実奈子ちゃん、摩耶、灰無先生、多実先輩のスケベシーンは無かった。摩耶は無駄に卑語っていた。だが、私はつるぺたに興味は無かった。
多実先輩は優理ちゃんを罠に嵌めた報いとして何かあって然るべきだった。あの可愛い顔と巨乳が勿体無いではないか。AVのプロデューサーさんは彼女に目をつけておきながら何故もうひと押ししなかったのか。この作品最大のミステークだったと私は断言します。
3人のヒロインを追い込む為に敵キャラや周囲の人間がしっかり機能していたように私には思えたので、エロシーンにもすんなり入っていけました。全体の出来が良かったと感じただけに、もっと卑語ってくれたら…という気持ちが尚更強くなった作品でした。

何もかもが終わったあと、予約特典「町くるみの罠 白濁にまみれた優理」を開封しインストール。
画面の中でエンゼルティアーが「チンポ大好きっ」と叫んでる。
やっと言ってくれたね、ティアーちゃん。それでいいんだよ…
もうおちんちんからは卒業だね。
感激する私だったが、しかし、そのシーン以外に彼女が「チンポ」を言うことは無かった。
私はそっとゲーム画面を閉じた。
女神天使の気まぐれに振り回された私はもう疲れていた。
彼女にもし、私の言葉が届けられるのなら送りたい。

人の為になりたいのなら、おちんちんと言うのをやめなさい。幸せを願うのなら、チンポと言いなさい、と───