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bakabakamankoさんの家出彼女の長文感想

ユーザー
bakabakamanko
ゲーム
家出彼女
ブランド
めくじら
得点
81
参照数
1499

一言コメント

セクロスそれは、知らない女の子より知ってる女の子の方が興奮するなって。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

借金も住む家も仕事も、全てを人から与えられながらそれなりに懸命に生きている主人公。そんな彼のもとに、突然女の子がやって来る。
他者が羨むほどの美少女との共同生活に、戸惑いながらも次第に浸っていく主人公。束の間の幸福を得た彼の想いはしかし、もろくも崩れていく。
強き者に全てを奪われた時、彼は知る。
何も掴み取ろうとしない者に、未来は微笑むことをしないということを────

(キリッ

ふぅ・・・
いやー抜いちゃった抜いちゃった
さて、賢者になったことだしおねむおねむっと
クンクン
そっと手のひらの臭いを嗅ぐ
うーん、これはちんぽのかほり
とても・・・とてもええ匂いや!消臭剤なんていらんかったんや!
最近エロゲする時はほぼ毎回ブルマーでこすらないと納得の射精が出来なくなってきていた僕のマイ珍棒が、ブルマーのお世話にならずにピュッピュしちゃった。新しいこすりグッズを求めてOLのホワイトパンティとか買っちゃったりしたけど(結構気持ちいい)、エロゲオナニーに果たしてこすりグッズは必要なのか?という終わりなき自問自答への解決に一筋の光明を見出した思いだ。
エロゲがエロいからなのかブルマーが気持ちいいからなのかどっちかわからないような、そんなフィニッシュはもうたくさんだ!

ヤリマン風だが実は処女なヒロイン・唯がどんどんエロくなっていく姿に僕の左手の加速度は増す。
気がつけば親指の腹に赤いものがべったり。ち・・・血だ!ブルマーを介さずに直こすりをしたせいか、亀頭から出血している!だが僕のオナニーに中止の二文字など無い!出血した部分を避けてこする!亀頭の頂点をこする優しくそして激しく!イクまで僕はオナニーをやめない!そうさ、唯がイク時が僕のイク時なのさ!
そして遂に三木のアニキの超肉棒によがり果てた唯。
僕もいってしまった。
親指は、赤と白濁にまみれた不思議な色をしていた。

なぜこんなに興奮してしまったのか、賢くなった僕は考える。
物語は、一応の主人公・悟とヒロイン・唯の出会いから始まる。そして、全く面識の無かった2人が徐々に仲を深めていく様子を丁寧に描いていく。2人を含めたいろいろなキャラの現状や背負っているものなどを説明的な言い回しに頼ろうとせずにしっかりとストーリーに組み込んで表現しているので退屈するところが無かった。それぞれのキャラの仕草や台詞、エピソードが伏線として機能していて、きれいに畳まれたシナリオに心地良さを感じた。
絵的には、カラオケ屋なのにビデオ屋の服装だったり、イベントCGにわずかにぎこちなさが残るあたりが少し気になったものの、唯はとてもエロく可愛く描かれていた。
悟と唯の距離が少しずつ詰まっていくところはそのまま和姦ゲーに持っていきたいくらいのニヨニヨ展開。悟にとって唯が特別な存在になる頃、僕にとっても唯は愛おしい女の子になってしまっていた。
この唯という女の子はどんなセックスをするんだろうという期待感は膨らむばかり。だが悟は最後の一線を越えられない。おあずけを食わされ続けたその時、それはやって来た。
ある時、悟の携帯電話が鳴る。それはまさに一網打尽の音。三木と唯がからみ合う舞台が始まる合図の音。縦横無尽に張り巡らされた伏線の網によって捕えられたのは悟、そして僕。悟も僕も、唯が舞う劇をただ見るだけの観客として捕えられてしまったのだった。ばばーん!
絵も無い、唯の声だけが聞こえるシーン。しかし僕がフル勃起するには必要にして十分な条件だった。あの唯がこんな声を出すなんて…!
くそう、セクロス嫌いじゃなかったのかよお、唯さんよお!憤怒!でも怒張したイチモツは抑えられない。
こする!
おちんちんをこする!
ち・・・血だ!

それからは怒涛のヤリマン展開。たまらねえ。さすがの僕のおちんちんも悲鳴をあげる。
あの唯がこんなセックスをしている、という衝撃は大きかった。前半のエピソードの積み重ねによって唯にただならぬ感情を抱いていた僕は、好きな女の子のセックスを見てるみたいで超興奮してしまった。

親の残した借金のせいで途方に暮れていた悟は、三木という男に拾われ、生活のための部屋と仕事を与えられる。平然と悪事に身を置ける三木は、また平然と事実でないかもしれないことを真実のように言える男なので、彼の言葉をそのまま鵜呑みには出来ないのだが、三木の言動には男として忘れてはいけない大事な何かがあるような気がした。三木が悟に女だけは与えなかったのは、きっと悟に男として絶対的に足りないものがあったからなんじゃなかろうか、などと我が身に照らし合わせて萎んだティンコをじっと見つめる僕なのだった。合掌