ひとつの時代は終わった。けれど、さよならは別れの言葉じゃなかった。
淫行教師シリーズの締め括り。その中身はシリーズ最多となる3人のヒロインおよび歴代JKたちの再登場、そしてオナホだった。
エンディングは4つ。
エンド1 後悔なんて、あるわけない
エンド2 それはとっても嬉しいなって
エンド3 こんなの絶対おかしいよ
エンド4 天国も、ハーレムも、あるんだよ
1から3までそのまんまっていう。ひねりなさいひねりなさい！
これまでならこういうのはちょっとずつ変えてきたのがブルゲなのに、そんな余裕もないほどネタを生む力が尽きてしまったというのだろうか。ホームベースな黒髪少女が出てくるわけでもなく、元ネタを彷彿とさせるようなストーリーでもない。あえて関連付けるなら、主人公が歴代JKたちと接触するのに「時空を越える」みたいな描写くらいなのだが、好きだから使っちゃったという感じなのだろう。気持ちはわかる。
シリーズ最初にして最後のトリオザヒロインだが4Pはない。妊娠した3人を並べ、今からヤるんか!?と思ったらそのまま暗転して終了。歴代JKたち10人が全裸でお出迎えしてきたので、これが最後のエッチシーンかと思ったら何もせず暗転、そして終了。ハーレムもあるって何もしてませんやん。個別ルートと呼べるものも無い。数々のやっつけ気味な終わり方に、そんなのあたしが許さないと思わずにはいられなかった。
ヒロインが3人いるといっても、使えるのは私的には三角咲葉1人だけである。主人公は湯河原依代のことをアイドル並みに可愛いというような扱いをしているが、その思考についていくのは難しかった。確かによく見ると顔つきは可愛い。しかし、特徴的な左右に翻るちぢれ毛が彼女の魅力を台無しにしているように私には思えてならなかった。眼鏡も似合っているようには見えなかった。声や腹黒は良かった。もうひとりの紀南レンシア柚季は主人公も似たようなことを言っているが問題外のちんちくりんだ。というか、そんなやつ最初から出すな。許し難いウザキャラで私の怒りを買った。そしてそのウザさが途中から愛おしく思えてきた私自身に腹が立った。
そしてセンター咲葉。通常の状態でもまあまあ可愛いのだが、何といっても変装した時の姿(ハナコとかコハナとか名乗る)が一番良い。処女喪失時、変装を解いたことに物凄い無念を抱いたが、その後その時のやり直しプレイと称してコハナになった咲葉とハメハメできたのは嬉しかった。コハナに嫉妬しながらハメられる咲葉の悩ましげな表情も良かった。本作最大の見所だと思った。結局、抜いたのはこの濡れたTシャツのコハナとのシーンだけだった。
1度エンディングを迎えたあと最初からゲームを始めると新しい選択肢が出てきて過去のヒロインが登場する。本作の主人公・本間大輔が、シリーズ1～5まではそれぞれの主人公の淫行教師、シリーズ6だけは悠斗くんに憑依してヒロインとエッチなことをする。体は元主人公、心は現主人公で半寝取り寝取られ?である。6においては完全寝取り寝取られである。本編では悠斗きゅんさせてもらえなかったからね。必ずしもセックスするわけではない。2の優莉亜＆花純なんて手コキだけである。全体的に駆け足気味である。思い入れが強いせいか、1作目のヒロイン・陽菜が登場した時は頬が緩んだ。彼女の笑顔に、こちらも満面の笑みを薄気味悪く浮かべさせてもらった。本編での彼女は主人公に対し、セックスの相手はしてあげるけどそれ以上の感情は内緒だよ風だったのに、SPでは「主婦業」というワードを口にしてもはや奥さん気取り。たまらない。何があったんだよ詳しく教えておくれよ。こんなつまみ食いみたいなシーンを並べるくらいならちゃんとした続編を作っておくれよ。ストーリーとかなくていい。陽菜とのエロい日々、それだけでいいのだから。
過去作との比較で価格にして1.8倍ほどの今回のSP。箱の大きさは6倍くらいだろうか。かなりでかい。ゲーム内容を振り返るとトールケースでも問題ないように思えるが、SPの目玉のひとつがオナホなのでそういうわけにもいかなかったようだ。ちんこを包むのはブルマ(たまに旧スク水)と決めている私には残念ながら無用の長物だった。咲葉のおまんこなどと記して包装とかしてたら興味が湧いたかもしれないが、ピンクのちくわがただ入っているだけなのを見たら少し物悲しくなってしまった。
引き際には、余力を残し惜しまれつつ終わるものとボロボロになるまでやって辞めるもの、その2通りがあると聞いた事がある。JKシリーズは後者かなと思っていた。楽しませてもらってありがとうと思っていた。しかしブルゲHPへ立ち寄って仰天した。ちょとあーた、JKとエロリーマンってなんだよ！教師よりこっちの方が身近ではないですか。ヒロインは黒髪ロングでマンツーマンときたもんだ。しかも近親。超歓喜。なんだかワクワクしてきたぞ！サポート・援助というあたりに主人公の言動への若干の不安はある。が、公開されているCGはけしからんものばかり。淫行教師が残した軌跡はまだほんの夢の途中だったのだ。愛したJKたちを想い出に替えて、新しい明日へ踏み出すのだ。再びシコシコできる日は、そう遠くない。