姉さん、オレだよ、オレオレ。
平凡な日常は、時に突然動き出す。
主人公である「オレ」は学園の屋上の隅に佇む真村志乃に声をかけた。
飛び降りを諦めてくれた彼女が切り出した。
「私を壊してほしい」と。
とある事情により、自分で自分の心に枷をはめてしまったヒロイン・真村志乃(さなむらしの)さんのまんこに「オレ」である主人公がちんこをはめてしまう話です。
最初は真村さんのリードで性行為をしますが、次第に彼女の身勝手さにチョイギレした主人公が主導権を奪ってセクロスを展開します。
この真村志乃というヒロインですが、感情はあまり表に出そうとしませんが、表情は豊かでエロいです。
序盤の、強風に煽られてパンチラしたときの呆然とした顔と直後の恥ずかしそうに主人公を見つめる顔で私はもうやられてしまいました。彼女の持つ意固地さや性的なものへの不慣れな感じが出てるような気がして思わず生唾をゴックンしてしまいました。
セックスやフェラを自分から仕掛けておきながら、膣内や腹や口内や顔面に射精されたときの切なげな表情が何とも言えません。女の涙というものは本当に卑怯な武器です、姉さん。もうすでに処女でないくせに照れながら手コキする彼女の上目遣いはちょっとこれは殺傷能力が高いと言わざるを得ません。
真村さんは体もすごいです。ムッチムチです。特に尻がプリップリです。突けといわんばかりのプリケツをもみしだきてえええええ、です。姉さん!
そして、豊満なお胸とはちきれんばかりの腰回りを持った彼女が体育の授業に参加するわけですが…姉さん、事件です!濃紺ブルマーです!普段「ブルマ」と言う自分ですが伸ばしたい気分です。ブルマーです、ナイスブルマーです。ブルマを穿く人という意味も込めてのブルマーです。だらしない着こなしですがイイです。白と紺のコントラストと剥き出しのふとももが私の理性を壊していきます。白い膨らみの先端のたぶんこのあたりにビーチクがあるのではなかろうかという妄想を掻き立てられる見事なおっぱい絵です。何の脈絡もなく胸ポチが描かれるゲームがたまにありますが、見習っていただきたいと思います。姉さん、事後も大変です。ずらし挿入して中出しされてイッた真村さんの股間ブルマの皺と陰影なのですが、これはパンツやら肉襞などによって作られたものだと思われますが、姉さん、これはブルマを犯した証としてとても素晴らしい画像だと思うのですが、姉さん、姉さんっ!!
主人公に犯されることを望みながらなかなかセックスで快感を得ることができず、気持ち良さを覚えるようになってもイクことを拒んでいた彼女が遂に自分から腰を動かしまくって主人公の体を貪る姿はエロくて感動的でした。
メチャクチャにしてくれという彼女の願いに反した選択をしたとき、掴みかけた手を離してしまったことで彼女がはるか遠いところや他の男の腕の中へ行ってしまうのではないかとすごく不安になりました。
結果として、壊すことでは彼女の抱える問題は解決しないという事実が明らかになり、私の思いは杞憂に終わりました。そしてその後、ゲームタイトルからは思いもしなかったラヴ米が実りましたよ、姉さん。クラスメイトの棚部さんに2人の関係を詰問された時、真村さんがしれっとした顔で「私はね、彼専用の肉べん…」と途中で言いかけて止めてごまかしてましたが、ちゃんと最後まで言い切るべきでしたね。そして肉便器とはどういうものなのか、実演してみせるべきでしたね。ラヴ米する人は爆発すればいいと思いますね。ですよね、姉さん。
エンディングは6つあり、形は様々ですが全て2人は繋がったまま終わりました。どれも短めの尺であっさり風味に感じました。特に、ベストエンドからエピローグへ繋がるくだりはもうひとエッチあってもええじゃないかと思うくらいに物足りなかったです。衆人環視の中での恋人宣言にデレ笑顔と最高の見せ場ではありましたが、なおのこと縦ロールメイドでのエロスをやるべきだったと思います。いつもシていた場所での待ち合わせ、最近はまるでヤッていないという前フリでこちらのテンションを盛り上げておいて「おわり」の文字。今までのサービスはいったい何だったのか。純愛の行き着くところはエロ無しということなのか、そうなのか姉さん!
眼鏡差分とかタイトル画面の変更とか力の入れ加減がわからないよ、姉さん!
エロシーンの尺ですが、短く感じました。もっと見たいと思う私の心がそう感じさせたのかもしれませんが。
ヒロインが、ただの喘ぐだけの可愛い人形ではないところが良かったと思います。
彼女なりの性行為への動機や反応がテキストと絵でしっかり描かれていて、エロシーンを楽しむことができました。心とエロは繋がっているのだなと思いました。
主人公の名前は最後までわからずじまいでした。「オレ」で始まり「オレ」で終わりました。ゲームが始まるといきなり延々と自己紹介やひとりごとをつぶやく輩に比べれば随分潔いと思いました。女の子目当てでエロゲを買い、男の情報などそれほど必要としていない私にとって、こういう主人公の在り方は良かったです。
素性もろくに知らない男に身も心も蕩けさせられてしまった真村さんには気の毒だとは思いますが。