舌打ちをする女の子、大好きです。
子供が背伸びをして早く大人になりたがったり、年を取ってから若い頃を懐かしんだり、人は時々今の自分に対して素直になれない生き物だったりします。
そんなときこそ、素奈緒になりなYO！
静歌はJKモデルとしての自分に誇りを持ち、その行く手を阻む者には年上だろうがクラスメイトだろうが容赦しない覚悟で今を生きています。
静歌には芸能界で成功するという明確な目標があるため、生き方に迷いがありません。利用できるものは何でも利用しようとするし、邪魔なものは排除しようとします。教師である主人公にぞんざいな口のきき方をするのも猫を被ってまで丁寧に接するメリットが無いと判断したからでしょう。
そんな静歌の真っ直ぐな生き方に主人公や教頭先生、もう1人のヒロインの皐月が振り回されるのも当然です。彼らには静歌ほどの強い意志が無いからです。
静歌の暴君ぶりに業を煮やした主人公が遂にちんぽを立ち上げて彼女をﾚｲｰﾌﾟしますが、さすがの静歌もエロの気迫では主人公に敵わなかったといったところでしょうか。ほぼ無抵抗で処女を奪われてしまったのは意外でしたが、その後、彼女らしさを失うことなくラストシーンを迎えたのは私にとって喜ばしいことでした。
演技派の静歌のことですので、気に入らないことに対してすかさずチッと舌打ちする姿がもしかしたら本性でないかもしれません。でも私にとって、人前で平気でそういう悪態をつける女の子は、絶えず笑顔でいる子よりとても魅力的に映ります。静歌のしかめっ面は本当に素敵です。ちんぽによがりながらも男がろくでもないことを口走れば「はぁっ？」と反論し、イカされたあとも不機嫌そうな態度を崩さない彼女の強気がたまりません。
皐月の目の前で主人公とセクロスしたあとの静歌のどや顔、最高です。
ツンデレを全力で否定した直後のだいしゅきホールド、なんですかこれは。エロゲのヒロインとしてはそれほど大きくない胸に髪がのっかって涎まで垂らして、けしからんですよこれは。
このシリーズに多いヒロインの反応ですが、あからさまに好きとか言ったりデレたりしないところが逆にこちらのおかしな神経を刺激して私は大変興奮しました。
個別エンドでは仕事を最優先にしていた静歌が、妊娠した3Pエンドでは仕事を辞め子供を産む決心をしていました。
母になる静歌をもう少女とは呼べないのだなと、一抹の寂しさが胸に込み上げてきました。