あなたの夢は何ですか?私の夢は裸エプロンです。
○絵 16点(20点満点)
黒髪とわずかに吊り上った目とミニスカから覗く太もも、そして無言で主張するおっぱい。
好みの絵柄な上にこんなヒロインを用意されたら手元に置かざるを得ない。パッケージ版の発売を予約して待つことに。脇にいる茶髪ツインテが邪魔な気がしないでもないがまあいいや。
トールケースを開けるとなんと、いきなりその黒髪の女の子がお出迎え。このシリーズいつもの変なペラペラの萌えゲーアワードの投票用紙なのだが、ご機嫌ななめなのかちょっと怒ったような目で睨んでくるからたまらない。黒のソックスがまたよく似合うのだが、本編の立ち絵は腰から上のみで美脚描写はイベントCG数枚に限られるのが勿体無い。
JKシリーズで売りのひとつになっている「別ウィンドウでの拡大表示」なのだが、前作痴漢電車編から私的評価は芳しくない。強制的に挿入されるこの絵が、見たいシーンを邪魔してるように感じる。ヒロインの顔や胸を長々とカットする構図がいただけない。もう少し挿入場所を選んでもらえれば効果的だったかも。
いらない子だと思っていた茶髪の樹里だが、主人公の前で全裸になったCGで確変、いる子になってしまった。恥ずかしそうに手で体を隠したりどけたりがエロ可愛くて良かった。
だが比較してしまうと黒髪の神那には及ばない。スタート前から真っ直ぐ見つめるその眼力に不気味にニヨニヨしていた私だったが、エプロン姿の神那を見たとたん心の鼻血が噴出した。なんという新妻。エプロンがこんなに武器になるなんて知らなかった。お嫁さんだよ。ついにうちにもお嫁さんが来たよ。なんか怒り顔だけど全然気にならない。むしろそのムッとした顔がそそる。制服エプロンなんて自分には無関係な属性だと思っていたが認識を改めなければならなくなった。制服の上に布が1枚あるだけなのになんだろうこの胸のときめき。こんなの初めて…。
そのときめきが衝撃になるのに時間はかからなかった。
それは、神那の裸エプロン・・・!
そして・・・ピンクの透け乳首!
ついに私の理性も行方不明に・・・!!
ただの布(の絵)なのに、でもビクンビクン。
全裸よりも素敵な乳首を久しぶりに見たような気がする。
メタボな主人公の画面占有率が思いのほか高くてそれがやや不満。だが、抜くのには何ら問題は無かった。
・文章 5点(10点満点)
主人公は校内では好人物を演じていてヒロインにも良い先生という印象を持たれていたらしいのだが、それらの描写がおざなりなので説得力はない。淫行に及ぶ前にいい先生っぷりな日常シーンがあれば問題無かったのだが、私には淫欲を隠し持った腹の出ている普通のおっさんがそこにいるだけにしか見えなかった。事後、主人公の人物像に関わる台詞が語られるがタイミングが悪い。
レイプされたにもかかわらずヒロインは主人公を拒絶しない。ヒロインにとって、あくまで主人公は良い先生なのだろう。犯された原因が自ら招いたことも主人公に対し強気に出られなくさせている。次第に主人公に靡くヒロインは特にモテない自分にとって理想的ですらあるのだが、その流れはやや強引だった。主人公の言動にもう少し好感を抱ける描写が欲しかった。
教頭との会話で主人公がしどろもどろになる場面があってBADENDへの伏線かと思ったら何もなかった。選択肢登場箇所はひとつだけ。神那エンド、樹里エンド、3Pエンドがあったが一応めでたく終了する。個別ENDは片方のヒロインとの接点が皆無になってしまって寂しかった。
2人のヒロインと交互にエッチをしていった話の流れから、3Pエンドが自分にはトゥルーENDに思えた。個別ルートでは主人公への想いをうやむやにしていた神那が3Pルートで樹里と張り合う形になってより強く主人公を独占しようとしていたのが良かった。
低価格だし、魅力的なヒロインが1人いればそれでいいと思っていたのだが、このゲームでは2人のヒロインの絡みがなかなか良く出来ていて嬉しい誤算だった。特にラストシーン間際、学校の卒業式を終えた神那への後輩の樹里が準備した“らしい”プレゼントには不覚にもほろっときてしまった。途中にあった教室内での女同士の会話シーンも良かったし、神那と樹里との絡みは修羅場も含めてもっと見たかった。
この価格を考慮すれば受け入れなければならないのかもしれないが、足りない。エンディングが来るのが早い。個別でのイチャラブなんてさあこれからという時に終わるので悲しみが止まらなかった。
○声 16点(20点満点)
卑語はいつもの無修正。
樹里は早い段階からオチンポ言うのだが、神那はおちんちんばっかで焦った。終盤でしっかりおちんぽ言ってくれたのでスッキリ。
説明調の長文喘ぎでやや棒っぽくなるが概ね問題無し。
美味しそうにしゃぶるフェラ音もいい感じ。
ホイールなどでテキストを飛ばすと音声も途切れてしまうのが相変わらずでここが不満。
○エロさ 16点(20点満点)
声、絵、キャラ、シチュなどの組み合わせが自分には心地良くて快感に浸れた。
問題は「もっと見せろ」これに尽きる。
神那が主人公の挿入を拒み、フェラならします、というシーンがある。ここで主人公は神那にフェラをさせずいきなり挿入してしまう。いやがる女を無理矢理、というシチュで興奮したかったのかもしれないが、セックスに対しある程度の嫌悪を見せていた神那の自主的フェラ発言の重要性を彼は認識すべきだった。きっと稚拙ながらも濃厚な素人フェラが堪能できたはずなのに。しかもこの時の神那は制服エプロン。舐めさせたまえよ、咥えさせたまえよ、ごっくんさせたまえよ、主人公愚かなり。幼な妻がするご奉仕シーンを脳内でなぜ想像しなかったのかこの男は。ご奉仕を挿入でお返しする、これが男女の最低限のマナーだということを忘れないで欲しい。
さらにひどいのが神那エンドのラストシーン。ついに衝撃の神那の裸エプロンが来たのだが…。神那ルートちょっと短かったけど締めが裸エプロンなら大丈夫だネ、今はバイブで感じてるけどムフフ、神那も欲しがってるこの剛直で貫いてみせるぜ!なんて射精感を高まらせていたらバイブでイってそこでゲーム終了ですよ。安西先生もビックリの展開。今なら第4クォーター残して試合終わっちゃったような感じ。神那の愛してる発言も無し、ちんぽ挿入も無しで何をしたいのかわからないシーンだった。これを作った人はこのゲームをプレイしていないのか?ヒロインとの仲が深まっていよいよ最後の盛り上がりという場面、しかもヒロインがおちんぽ入れてって懇願してるのにやらないってお前らは人としての神経をどこに捨ててきたのだ。洒落たエンディング作っちゃったなんて悦に入っているんだとしたら、私は彼らの血の色を問う作業を始めなければならないだろう。
公式ページには「ムラッと来たらこれでヌけ!!」などと謳っているが無責任にも程がある。エロゲに身を捧げた漢の業の深さをナメるなと言いたい。悪いことは言わないから、もっとエロシーンを多く、できればやや長目におながいします。
◎ヒロインの魅力 17点(20点満点)
性的快感の虜になって主人公の手に堕ちて行く樹里。
主人公と一定の距離を保ちながら、主人公との関係を独占しようとする神那。
どちらも最後まで退屈しないキャラだった。
主人公に懐くのが早かった樹里が主人公のちんぽに貪欲になっていく様は微笑ましかった。樹里エンドで首輪をされた性奴隷な樹里の絵を見た瞬間は少しがっかりしたが、その格好のまま主導権を主人公から奪っていく樹里の姿に安心した。いくらなんでもこの主人公相手に屈服するようなタマじゃないと思っていたので、あっけらかんとして堂々と主人公のちんぽに興味津津な態度で終わってくれて良かった。
先生は誰にも渡さないとか言うくせに、その主人公のプロポーズの言葉は適当にはぐらかす神那が可愛すぎる。
怒った顔が抜群に可愛い。怒ってるくせにお弁当を作ってくれるのが可愛い。たこさんウインナーをきっちり入れるのが可愛い。人の目のある所では素っ気無いくせに、セックスは私だけとしてと主人公に告白するのが可愛い。バックから突かれてる自分の姿を確認した時の赤面ぷりが可愛い。
強引な展開は多少アレだが、こんな女の子とエッチできて良かったと思える2人だった。
○満足度その他 8点(10点満点)
良かったと思えるところがいろいろあっただけに、不満な部分が目に付いてしまった。
一番はボリュームが足りなかったこと。作った人はやりたいことが全部できたのだろうか。あらかじめ決められた容量に合わせるために切り捨てたものが多かったとしたら残念だ。この2人のヒロインとのいろいろはもっと見たかった。
特に神那は、フルプライスでその魅力を描ききってほしいと思った。
あなたには興味ありませんからと言いながら早朝部屋へ上がり込んで食事の用意をいつの間にかしてくれている、あなたとのセックスなんて嫌ですと言いながら精液出すんなら他の女じゃなく私にしてくださいとか迫ってくる、そんな神那とのラブ米をどうかきぼんぬ。
私の夢は裸エプロンの神那とのセクロスです。マジでマジで。