死に至る絵買い
なぜG.J?作品を買うのかと訊かれたら私は答えるでしょう。
そこに佐野絵があるからです、と。
美しい山も、いざ登れば険しい道のりを辿らなければなりません。
佐野俊英が描く女たちの全貌を拝むためには、G.J?独特のテキストを読むという苦行に打ち勝たなくてはなりません。
お金を払って何故こんな自分いじめをしなければならないのか。疑問は時に怒りへと変わり、G.J?の?←これってなんだよ、訊いてんじゃねえよ！などと意味不明な独り言を半裸でつぶやくなど精神に異常をきたすこともたびたびです。
最新作「セックスライフ」にはテキスト読みの他に「SEXライフシステム」という荒行が加わり、その道の険しさたるや死を覚悟して臨まねばなるまいという畏れを抱かざるを得ないほどです。
その厳しさがいかほどのものなのか…SEXライフシステムの攻略の手引きとして「セックス開拓指南書」がありますので紹介させていただきます。
＊プレイ内容・・・・・・発生条件
＊手コキ2(まりあ)・・・手コキ(まりも)を何度かプレイ
＊足コキ(まりも)・・・・手コキ2(まりあ)をたくさんプレイ
＊あそこ舐め(まりあ)・・・フェラ(まりも)を何度かプレイ
＊バイブ(まりあ)・・・・・ローター(まりあ)をたくさんプレイ
＊両手両足拘束(まりあ)・・・泡踊り(まりあ)をたくさんプレイ
＊女体盛り(まりあ)・・・・エッチ棒(まりも)をたくさんプレイ
以下略
何度かプレイとかたくさんプレイとか何度かプレイとかたくさんプレイとか何度かとかたくさんとかああああああああ！しね！おれもしぬからしね！
極々短いSEXライフの1シーン1シーンを、ちまちまちまちま回収する作業はとても楽しいとは思えません。我が身を過剰なストレスが襲います。
そんなこんなでほぼ埋まったみたいなんでエッチシーン作成なんてものにチャレンジしてみました。
ははは、なんでしょうこのつぎはぎ感。1シーンがとにかく短いのが痛いです。エロにゆったり浸れませんでした。よく言えばあっさりしてていいです。いいわけないですね。
苦難の先にあると思っていたわずかな希望が潰えた瞬間でした。
美しい佐野絵を目の前にしての絶望感。
この絵と声でなぜ濃厚なエロシーンが出来上がらなかったのか残念でなりません。
佐野絵という物凄い剛球を持ちながら、コントロールもキレもさほど良くない(ように見える)変化球を多投して試合をぶち壊すG.J?の本領が発揮されたと思えばさすがの安定感だねいつも以上にいつものG.J?だねってホッとしたねってホッとしねえよ！
○絵 14点(20点満点)
さすがの佐野絵にも翳りが見え始めたのでしょうか。今回、苦行に見合うだけの感動できる絵がさほどありませんでした。
胸とか大きいだけな感じでした。
-文章 3点(10点満点)
修行が足りない私には双子設定が邪魔くさかったです。
まりあ、それともまりもなの？っって、しらんわ！
○声 14点(20点満点)
いい感じでしたがおちんちんのみってのが。
△エロさ 12点(20点満点)
疲れていたせいか抜けませんでした。
・ヒロインの魅力 10点(20点満点)
国民的アイドルとか魂の作家とかいらんわ！
-満足度その他 3点(10点満点)
「姫とボイン」を処分した日、「これが最後の『G.J?』」と心に決めたはずでしたが、またも絵に釣られてしまいました。
反省も学習も怠っているつもりはありませんが、公式ページを見ているうちに、もしかしたらこのゲームは私的に当たりなんじゃないかという淡い期待を抱かずにはいられなくなってしまったのです。
今は逆に、G.J?がゲームを出さなくなるその時まで僕はG.J?ゲーを買うのをやめないみたいな感じになりつつあります。体が蝕まれているんでしょう、確実に。