過度な期待はしちゃらめらからー!
○絵 16点(20点満点)
ゲームスタートして間もなく主人公が夜道を歩くシーンで物凄い既視感を覚えたので急いでジェイルブレイクを起動したら全く同じ背景CGだった。主人公の津田成実はジェイルブレイクのヒロイン・零と全く同じやり方で同じ車の中に拉致されてしまった。令嬢サディスティックとジェイルブレイクに話の繋がりのようなものは見られなかった。手抜きなのかファンサービスなのか微妙なところだが、ジェイルブレイク好きにはたまらないシーンだったぜと私は自分に言い聞かせた。
ほぼ絵買いの私には、立ち絵・イベントCGともに質的に大きな不満はなかった。絵理香の下アングルからのパンチラに始まり、貴美の黒のガーターベルト、メイドの祐希のパンツだけ脱いだ着衣での騎乗位などハァハァしまくりだった。何といっても、ヒロインのエッチシーン中の表情が良かった。不機嫌かつ恥ずかしそうな感じが私の股間をおおいに刺激した。
放尿シーンは絵理香に1つ。主人公は懸命に飲尿する。
脱糞系はメイドの祐希に1つ。噴射はしない。主人公に監禁されトイレに行けずに仕方なく下着の中に漏らしたという事後の絵のみ。脱糞シーンが苦手な私もこれなら安心。祐希のシーンはスカ好きに向けたものというより、真面目で堅い祐希が崩れてゆく様を表すためみたいな感じなので、うんこ嫌いな私も話の進行的に必要性を認めざるを得ない、そんな気がした。
貴美がウサギ、絵理香が牛になる。私は牛になり切った絵理香に軍配を上げたい。角・耳・首輪・柄・腹・乳・ミルクによって見事に乳牛を再現して、自分のルートの締めを飾っている。ちょっと頭のおかしくなった女に見えなくもないが、まあ気にしない方が良いだろう。
メイドの祐希が、メイドのスカートを利用され主人公により茶巾ハメされてしまう。どうやら主人公は茶巾好きらしく、いつも以上に興奮したみたいだ。私はその間抜けな姿と祐希の錯乱ぷりにとても興奮するどころでなく、ただ微笑むことしかできなかった。
佐治三姉妹の父親がビジュアル的に何かやらかしそうな匂いをぷんぷんさせていたので期待していたのだが、ほぼ添え物的な置物化していてもったいなかった。
主人公が社畜の証として胸部に「絵里香様専用社畜」と刺青を入れられるのだが、テキストは絵理香でCGは絵里香でどっちやねん!CG MODEのキャラ名は絵里香でどうなってんねん!同じくCG MODEのキャラ名でメイドの祐希が結希になっとるで!発売後のマルチアングルモード装備といい、いろいろと詰める時間が足りなかったのだろうか。
最後に、柚葉のブルマシーンについて。
体操着に着替えまーすとか言った直後のCGでいきなりブルマが腿までずり下げられて柚葉がマンコにタンポンを挿入しているのだが……ちょっと待てい!
ブルマを、、、なめるなあああああ!!
ちゃんと下腹部がブルマにぴっちり包まれた絵を用意せんかあああああ!
ブルマの!正常な!形を!表現してから!
脱がしなさいよ!!
ブルマはですね、もりもりに盛り上がった土手とぷりぷりした可愛いお尻を同時に演出しうる絶対最高の不思議アイテムなんですよ!粗末に扱わないで欲しいっす!
○文章 7点(10点満点)
仰々しいタイトルだが、話はコンパクトでサクサク進んでいく。ボリューム的に物足りないと思う人がいても否定できないが、ヒロインとのエロシーンを第一に優先したい私にとっては十分な量だと思った。
当初、佐治家の人間に対し卑屈なくらい遜っていた主人公がエロシーンで突然絶倫キャラになって強気な態度に出たりするのに多少違和感はあった。あったが、訳も分からず拉致された状況で、無闇に相手の言いなりになろうとはしない主人公の対応には「それでいい!」と思わせるものがあった。特にワガママな絵理香に半ギレしながらチンポで躾けていくあたり、爽快感さえ覚えた。
その絵理香だが、エロシーン以外では空気になっていて残念だった。他のキャラとのフラグを立てていくと、どんどん存在感が薄れていくのが絵理香目当てで購入した私には悲しかった。三姉妹同時プレイとか、ババアナースが明かす貴美の出生の秘密とかあるが、ヒロイン同士での絡みがあまりなく、殆どのシーンが主人公対ヒロイン1人といった構図なので、物語全体が深みのない平坦で薄いものに感じた。
だが、貴美が主人公に合わせる形でそれまで言ったことが無かったであろう「チンポ」「マンコ」「一発」などという言葉を口走ったりとかに代表されるようなヒロインが主人公のチンコによって次第にエロくなっていく様子はシナリオの薄さを補って余りあるものに私には感じられて、うむそれでいいんだと思った。
主人公とヒロインたちとの会話で、お互いに譲れない部分は限界まで相手に屈しようとしないのが面白いと思った。特に絵理香とのチンコを介したやりとりは何故か勃起しつつ笑えるものがあった。
◎声 17点(20点満点)
メイドの祐希の中の人のこういう落ち着いた系の声は好きだ。いや、好きです。やっぱり好きだ!いや、好きです!好きだー!好きでーす!
私自身がキンキンした声が苦手というだけかもしれないが、祐希のフェラ音も喘ぎも5人の中では一番きました。祐希は、主人公にレイプ挿入された時、ヤケクソ気味にキレながら主人公の性奴隷になることを誓うあたりも良かった。中の人の投げやりな言い方が実に嵌っていて名演技だと思った。
やはり、無修正でチンポ・マンコ言うのはいい。たまに連呼したりするのもいい。心が洗われる。
三女の柚葉は上2人の姉よりかなり歳下ということなのだが、声がしょせん成年女子の作りものでは私の股間はびくともしないのだ残念ながら。もっと天然で棒みたいな感じでやってくれないと。
○エロさ 16点(20点満点)
オールクリアするまで射精はしまい、とひたすら我慢しながらこすり続けていたらチンコがかなり痛くなってきてしまった。私にとって、かなり勃起&こすり甲斐のあるエロシーンが用意されていた。
男性を寄せ付けず生きてきた処女ババアの貴美が嫌がりながら主人公の精液を中出しされるのも良かったが、最後の方で妹たちに触発されて主人公のチンポをおねだりするところもグッときた。
主人公を「生きたバイブ」としか見ていないビッチな絵理香が次第に主人公のチンポ無しでは生きられない体になっていく姿も良かった。
祐希がメイド服のままパンツ以外はだけないで気持ち良さそうに挿入されてるシーンが一番良かった。恥ずかしがりながらチンポを味わう祐希の表情と白いエプロン越しの胸の膨らみ、そこに挿入部分が時折カットインし、エロボイスが流れる。いいなあ、メイドいいなあ・・・。
不満は、貴美・絵理香・祐希のエロのシーン数が物足りないこと。残りの2人(柚葉・咲)がいらないとは言わないが、絵理香ENDを見たあとSCENE MODEを開いたら殆ど埋まっていて焦った。え、これだけ?っていう感じ。もっと絵理香たちとセクロスしたいお。
○ヒロインの魅力 16点(20点満点)
絵理香はかつて、ノンケな男2人に互いのチンコをしゃぶらせ、その姿を見てフェラチオの研究をしたという金髪悪魔。その金髪悪魔、主人公のチンコだけでは飽き足らず、ある日別の男をつまみ食いし膣奥にその男の精液を残したまま主人公にクンニを強要する。当然のごとく、激怒した社畜である主人公に無理矢理アナル処女を奪われてしまうのだが、痛がりながら悪態をつきチンポを挿入される絵理香が可愛くてしょうがない。さんざん喚いたあと「次からはオマンコにして」みたいなことを言って「アンタのチンポが一番良かった」などとしおらしくなって私にはこの金髪が輝いて天使に見えた。
魅力という点では姉の貴美も負けていない。
黒を基調にした佇まいが私の下半身を直撃した。
妊娠し、出産したあとも主人公に屈しようとしない毅然とした強さも良かった。自分が長い間処女だったせいか、ヤリまくっていた妹の絵理香を小馬鹿にしたような態度もグー。この姉妹の女としてのやりとりをたくさん見たかった。
メイドの祐希は、前半の落ち着き払った態度が豹変するあたりで惚れてしまった。主人公に挿入されながらヒステリックに「あなたの好きにすればいいでしょう!」的な叫びが私の心を打ちました。
○満足度その他 8点(10点満点)
好きなキャラのエロシーン数が少ないということと誤字などを除けば、買って良かったと言わざるをえない。人によっては高いと感じるボリュームかもしれない。
このゲームは佐治家の日常を淡々と描いたものです。
サディスティック・下克上というのに過度な期待はしないでください。