実妹ゲー購入者のうちの何人かはリアルで妹を持つお兄ちゃんです。実妹ゲーを購入する実妹持ちのお兄ちゃんのうちの何人かは自分の妹に欲情した経験があります。自分の妹に欲情した経験があり実妹ゲーを購入する実妹持ちのお兄ちゃんのうちの何人かは、そのうち妹からお兄ちゃんと呼ばれなくなります。
だからといって、このゲームのヒロイン・瑠璃のように「兄ィ」なんて言いながらデレデレしてくるわけではありません。
結婚して母親になると、女は一番大切な存在である自分の子供を優先するようになり、周りの人の呼び方も子供に合わせるようになります。夫のことはお父さん、親のことはおじいちゃん、おばあちゃん。
「お兄ちゃん」「にぃにぃ」「くそおにぃ」と呼んでくれてたのが、我が子の成長とともに「おじさん」に変わってゆくのです。妹の子供からみて、自分の母親の兄にあたる人間は叔父さんになるからです。
もうこの先、一生、そのおじさんは実の妹からお兄ちゃんと呼ばれることはないのですね。
もしもこれが、妹をおかずにしてしまった報いならば、お兄ちゃんは神に謝ります。メンゴメンゴ！
・絵 16点(20点満点)
本編「メアメアメア」発売から１年3ヶ月、新規追加された瑠璃のイベントCGに多少の違和感が生じるのは仕方のないところ。
今回、妹分増量ということで発売日を確認したあと即予約し、あえて情報を遮断してなるべく期待などせぬようにしてゲームを開始してやっと本編の瑠璃ルートの「その先」にたどり着いてその目に映った真ヒロインの姿は…姿は…。
絵っていうのは生き物ですから！
その時の絵師のベストが表現されてさえいればいいんですから！
ただ、今回の瑠璃の新規CGは、その出し方というか話の導入部分が、目の前の瑠璃を瑠璃として素直に見ることができない雰囲気のものになっていて、それで損をしてる気がする。
久々に本編を最初からプレイしてみたが、立ち絵の安定した可愛さは変わらずで、起伏のないストーリーを盛り上げるのに貢献していたと思う。
・文章 7点(10点満点)
体験版でなんか楽しげな会話をしていたのが、「メアメアメア」を買ったきっかけ。だったのだが、その会話をする日常およびイルとのHの連続でほぼゲームが進んでいくので、自分途中で飽きてしまった。頑張って続けていくと、ちいさなお別れイベントみたいなのが発生するが、すぐ再会しちゃったりするし、最後に残しておいた妹・瑠璃ルートは始まったと思ったらすぐ終わっちゃうしイルがずうずうしくいるし。
で、ＳＰで6シーンほど瑠璃分が増えたわけだが、そのうちの最初から5シーンはひょっとして夢オチ？なムードを満載した素敵な演出による、およそリアルな兄妹のHを描いたものとはほど遠いものになっている。瑠璃がサキュバスみたいなノリで騎乗してくるシーンとかメルあたりが化けてんじゃねえかっていうくらい絵も違う人っぽくなってるし、どういうことなの！おれ、しぬの！？
本編「メアメアメア」の初フェラが興奮のピークだなんてあんまりだ！
それでも、お互いの気持ちを確かめ合ったあとのラストエッチは瑠璃のエロボディとともに堪能しましたよﾌﾋﾋ。バックから眺める妹まんこ、最高だぜ！
膣内(なか)とか射精(だ)すとかそろそろやめれと思うのだが仕方ない。
主人公がまんことか言ってたはずだがヒロイン側が一切言わないシステムもやめれと思うのだがこれも仕方ない。
そして、イルが最後に良い事を言った。
「寿命の違うサキュバスと人間が一緒に暮らすことに比べれば、同じ人間の兄妹が愛し合うことくらい何でもない」みたいなことを。
あと、妹の目の前で他の女といちゃつく主人公、ユルサネェ・・・。
・声 15点(20点満点)
イルの軽快なセリフのやりとりとエロボイスのギャップがいい感じ。
キンキンした声はやや苦手なのだが、瑠璃になじられたりとか御馳走でしかない。妹に「ボク」とか、反則だぜ…へへ。
メルのババ声も藤野家の日常にないと寂しい。
メガネは・・・どうしよう。
・H度 14点(20点満点)
瑠璃で抜いたよ！それまでが長かったがな！
イル自身の維持のため、毎日イルとセックスせにゃならんのが辛い。
イルも良いのだが、その先にあるはずの妹との合体を夢見てる男には、たいていの色仕掛けは通用しない。しないのだ！
・ヒロインの魅力 16点(20点満点)
こんな遠慮がちに兄に迫ってくる妹を放置する主人公、どうかしています。
風呂場覗きで初めて見た瑠璃の裸が想像を越えてムチムチしてて危険です！
バスタオルがはだけた瞬間の妹のあの乳になぜ、ちんこを挟むシーンを入れなかった！
そんな妹の兄である主人公があまりにイケメンで泣きたくなった。
やっぱり顔がいいのか・・・？
・満足度その他 7点(10点満点)
わかってほしい。
ゲーム内に実妹が登場した場合、よほどのことがない限り、お兄ちゃんは妹を優先するということを！妹しか見ないということを！妹しか愛せないということをっっ！
よほどのことってなんだよ！しらんがな！
前作というか、もともとの「メアメアメア」をプレイ済みで、瑠璃分に期待した人にとっては、やや、人によっては物凄く物足りない出来に感じてもしょうがないと思うが、本編プラスFDでこのお値段(定価税込み3990円のところを某通販で3400円)なら自分は妥協せざるおえないでもない。ちょっと複雑な気持ち。
ちなみに、この点数は全編を新たにやった上でのものです。