愛の形は人それぞれだよねっっ>x<
失恋は過酷だ。
失恋は人を狂わす、人生最大の試練だ。
名々瀬流緒に恋をしていた主人公・谷種春は、彼に想いを寄せるクラスメイトの碇矢桜子の手引きにより、名々瀬のSEXシーンを見てしまう。
恋人同士というより、奴隷とその主人が撒き散らす嬌声や体液を目の当たりにした谷は、恋の終わりとともに新たな情動を自覚する。
名々瀬が手に入らないなら、違う女を調教すればいいじゃない、と。
前作の続きですが、好きな女を寝取られる快感を主人公と共有したいのならば、前作未プレイの方が楽しめるかもしれません。
おとなしそうな名々瀬が卑語丸出しでアヘっている姿に、私は失恋のショックも吹っ飛んでこすりました。だがまだ射出するわけにはいきません。戦いのゴングは鳴ったばかりなのです。
ちょっぴり鬼畜気味な主人公は、やらせてくれる女が傍にいるなら遠慮せずやっちゃうタイプです。
私がもよおした時にエロゲを起動するのと同じ感覚で彼は女を抱くのです。
「お前じゃなきゃダメなんだ」と碇矢さんをうっとりさせて拘束し身動きを封じて指マン+電マで昇天させるイカせ師です。
ただ、失恋のショックが大きいとはいえ、碇矢さんの心情を邪推して勝手に自身の怒りを増幅させるのはいかがなものかとは思いました。
けれども、おとなしそうな片想いの女の子の痴態を見た直後の彼にとっては、もしかしたら世界全体が信じられないものになっていたのかもしれません。
好きな子に裏切られたといっても過言ではない状態の彼には、どんな好意も偽善にしか感じられなかったのかもしれないのです。自分の好意が届かなかった、踏みにじられた、好意に対して好意が返ってこなかった、そんな現実で自我を保つには厳しい若さだったのかもしれません。
バイブをヒロインの膣に仕込んで授業中に作動させるあたりでは失恋による失意とは関係なくその行為そのものを楽しんでるふうではありましたが。
そんな彼をそんな道に引き摺り込んだのは他でもない、碇矢さん本人です。
トライハった卒業アルバムを谷君に爆笑されたせいではないのでしょうが、知られざる名々瀬流緒の姿を谷君に晒したのは間違いなく碇矢さんです。
学校で変態行為に及ぶ名々瀬への嫌悪、自分の好きな人がそんな女に惚れている現実への苛立ちなど、いろいろな葛藤の末の行動。谷君の暴走も想定内にあったはずです。名々瀬という存在による呪縛を解き、自分と彼との関係を少しでも近いものにするためにどうしようもなかったのでしょう。
さすがに未体験の異物挿入にはパニックに陥り泣き叫んだものの、レイプにより処女を散らしたにもかかわらず谷君の心配をした碇矢さんの心が胸を打ちます。
無理矢理な性行為に戸惑いながらも、好きな人との繋がりを失いたくない一心で谷君を受け入れ続ける碇矢さんはとても可愛いです。プレイ開始直後に生じた声へのものすごい違和感もいつの間にか薄らいでいました。谷君が遂に彼女に絆されたように、私も一見好みでないヒロイン・碇矢さんに惹きつけられてしまっていました。
碇矢さんは貧乳です。おっぱいというより胸板という表現がしっくりきます。当初、おっぱい担当の方解石莉子先生ばかり気になっていましたが、おっぱいの大きさが女体の決定的差でないことを碇矢さんの裸は教えてくれました。
碇矢さんとのエロシーンには、女を犯す行為への興奮がありました。
初セックス中の鼻水と悲痛な叫びにものすごい犯し感があって興奮しました。
経験を積んでおいしそうに肉棒を咥える姿にもすごく興奮しました。
どんな形であれ、好きな人との関係が密になっていくことに喜びを隠せない碇矢さんにキュンキュンしちゃいました。
2人が同じ過去を全く違う記憶として共有していた、という仕掛けが前作ヒロインや作中のエピソードとうまく絡んでいてとても面白く、物語を上手にまとめていたと思います。
相思相愛となってのファーストキスで、舌を出しながら谷君の口を迎えにいくときの碇矢さんの表情が大変エロ幸せそうで心の底から「良かったね」と思いました。
名々瀬への恋が破れ、碇矢さんから逃げた主人公の前に現れるのがおっぱい担当の方解石莉子先生です。
白と黒を基調にしたシンプルな服装で豊満な肢体を際立たせるくせに、男へのガードが強固な雰囲気を持った大人でした。
黒いパンチラをチラチラさせながら生徒を罵倒する姿に陥落寸前の私でしたが、過去が徐々に明らかになるにつれ弱々しくなり、谷君に優しくされるや否やメロメロになってしまう先生に物足りなさを感じました。
お堅いイメージの先生をそのまま犯したかったです。できれば罵られながらのレイプなどしてみたかったです。
先生の罵声に怒ってしまう谷君はまだまだ若いなと思いました。レイプマンを退治しておいて自らレイプマンになるほどですから、私などとは見えている世界が違うのでしょう。
先生を調教していた日々の合間に谷君は、精液を浴び半裸で放心状態の名々瀬にかち合いました。谷君は彼女に話しかけ、自分の中に残っていた名々瀬への未練を断ち切りました。勢いに任せて襲うことをしない谷君が素敵でした。名々瀬が大事にしている好きな男との間に割り込もうとしない潔さに妬けました。
自分の発した何気ない一言に誰かが反応したり、自分が言ったのに忘れてしまった言葉を誰かが覚えていたり、たわい無い一言が人の心を動かすことがあったり。
そこに打算が働いてないからこそ、心に響くのでしょうか。
主人公がふと洩らした言葉によって生まれたものは勘違いだったりすれ違いだったりレイプだったり大変でした。
繋がりのなかった2人がエロく絡まっていく様子を興奮しながら堪能することができました。
自分を褒めてくれた人を一途に想い続け、体を張って願いを成就させた女の子の胸板から母乳が噴き出す日もそう遠くないのでしょう。