とてもいい。引き込まれる。
得点が90と高いのは、プレイする直前に小説版の白シリーズ3冊をちょうど読み終えたばかりなのが原因かもしれないが、面白かったことには違いない。プレイするなら、小説を読むべきだ。そうしないと意味不明になって面白さが大幅ダウンするだろう。
さて、ここから多少のネタバレがあるかも知れないので、読みたくない人はご注意ください。
小説版のあとがきにも書かれていたように思うが、この白シリーズではポリフォニカの謎を解明していってくれるようだ。この作品でも、紫の女神の、前の契約者であった女性マーヴェラスが登場したり、ブランカの仲間であったアンジェロ、アンジェリカ、それに白の女神など、彼らが死ぬことになるその原因について(この作品では死ななかったけど・・・)描かれている。
他にも、ワンマンオーケストラの元になったものや、こいつが元を作ったのか、というようなものが登場する。ポリフォニカのファンなら知っておきたいことばかりだと思う。
次に、作品の内容についてだが、ようするに、タイムスリップしてしまった少年少女たちが、哀しい過去を変えたくて駆け回る、といった感じだった(駆け回ってはいないか?)。
少しネタバレすると、精霊島は平和だが地上は戦争状態で、生徒たちを戦争に引っ張りださせまいとする理事長、しかし生徒たちは戦争のことは知らされず・・・という状況。
ストーリーは短いが飽きさせない作品だった。総プレイ時間は約3時間半だった。戦闘も最後にあった。結構盛り上がった。
音楽については、フォロンたちのでる前作のほうがよかったと思う。だが、内容はこっちのほうが面白かった。
それにしても、ラストが、すごく気になるところで続きになっていた。これはもう、7月13日に買うしかないな。
ひとつ気になるといえば、立ち絵が手抜きっぽく見えたこと、CGが少ないことかな。