日常パートの演出が光る良作
はじめは絵買いだったのですが、思ったより断然良くできていました。
まず作画は絵買いなので当然ドストライクです。
ただCG絵になると部分部分で崩れることも。
個人的には麗華やツキに多い口の端を吊り上げる不敵な笑みがツボりました。
BGMも問題なし、適材適所でした。
システムも使いやすく、特に問題は見受けられませんでした。
シナリオですが、日常パート(前半)のやり取りは非常に面白かった。
特にツキや尊徳とのやり取りでは何度も笑わされました。
麗華をはじめとするキャラ達はもちろん魅力的で、男たちも個性的でプレイしていて中だるみしませんでした。
ただ個別ルート入ってからが非常に短い。
しかも麗華ルートは明らかに次回作（罪深き終末論）への伏線を張ったまま終了。
彩ルートに至っては尊徳が完全にヒロインの存在を食っています。彩の出番が・・・。
個別シナリオだけで評価するなら妙ルートが一番良かったです。
最後の侑祈が停止してから妙が成長する様は心にくるものがありました。
総括すると、シナリオが伏線放置しまくりですが、他は文句なし。
次回作如何によっては評価が上下しそうです。