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asteryukariさんの艶嬢学園 ~【炎上女子】を指導せよ!~の長文感想

ユーザー
asteryukari
ゲーム
艶嬢学園 ~【炎上女子】を指導せよ!~
ブランド
アストロノーツ・シリウス
得点
70
参照数
2510

一言コメント

ストレスもないが面白味も少なく、最後まで読んでいて心躍ることはなかったが、好みのヒロインはいたのでまあこんなものかなと。アワビちゃんがとっても愛らしい。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想


サブタイトルにもある通り少女達の炎上事件を扱った内容で、常識を忘れた若者たちが集まる底辺校を舞台に教育者として一人の男が指導をしていく。...要は問題児たちを主人公がえっちに持ち込んで堕としていくお話である。

過去作の痴漢特異点のようなゲーム性はなく、基本的にアイコンをクリックしていくゲームになる。午前、午後、放課後で無限ループしていくためイベントの取りこぼしなどもほとんど起きない、極めてストレスフリーな作りになっていた。例によってクリア時に全てのCGを開放できるので、シーン目的だとしてもそんなに面倒ではないだろう。


システムはそんな感じで悪くも良くもないのだが、シナリオに関してもそんな具合で爽快感が全く生まれなかったのは少し残念な点である。爽快感がなかった理由は大きく分けて二つ。一つは「炎上蟲」という設定。癖のあるヒロインが多く登場する作品だが、その多くが素ではなく、設定によるものだったというのがまず冷めた。中には亜理奈のような危険分子もいたが、多くがただのいい子ちゃん。故に堕としている感が全くなかった。

そして、二つ目に主人公。「火消し」と呼ばれ数々の炎上事件を取り扱ってきたエージェントと言うわりには普通の主人公だったなと。もっと力と技術で相手を籠絡していくのだとばかり思っていたので、出逢ったばかりのヒロインのフェラで骨抜きにされたり、スルトとの射精我慢対決ではあっけなく負けていたりして…正直情けなかった。そのくせ炎上蟲を斬る時だけは格好をつけてくるから困る。しかも主人公が持つ特有の力、武器のお陰でなく、側近の女の愛液の力なのが...。彼は刀を振っていて恥ずかしくないのだろうか。


といった具合で読んでいて楽しい瞬間はあまりなかったのだが、かといって読ませるような話も用意されていなかったのが痛い。特に終盤は酷く、私としてはしっかりと黒幕と決着をつけてほしかったなと思う。まあ黒幕の行動理由もガバガバなので、そんな小者を倒したところで得られるものはないのだが…。

ここまで辛口なコメントを述べてきたが、プレイしていて好きになれるヒロインはちゃんといたので、そこはホッとした。シーンに関して言えばBADも含めて硝子が一番好きだったのだが、全体を通して好きだったのはやはりアワビちゃんになるかなと。物語終盤のスルトとの絡みは勿論、真面目に見えてどこかズレた思考を持っている点が好きなのである。自慰行為を止めるために先生に相談するところなんか中々にイカれていて良い。でも、そんな彼女だからこそスルトは惹かれたのだろう。



話及び主人公に魅力はなかったものの、えっちなヒロインと凌辱シーンは最低限用意されているので、そこをどれだけ楽しめるかが本作の評価に直結するかなと。続編は作ろうと思えば作れそうだが、個人的には完全新規の次作を求む。