ErogameScape -エロゲー批評空間-

asteryukariさんのボクが当主になるために今日からメイドとHしますの長文感想

ユーザー
asteryukari
ゲーム
ボクが当主になるために今日からメイドとHします
ブランド
だーくニャー!
得点
68
参照数
1098

一言コメント

あくまでハーレムコメディ作品であり、絞られまくるというよりは一緒に気持ちよくなろう路線。内容はシーンも含めては凡だが、良い意味で思ったのと違うヒロインがいたりするのがよかったかなと。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想


搾精病棟で少しだけに業界を賑わせてくれたエムズトイボックスの新作で、今度はサキュバスメイドもの。えっちな漫画で有名なしおこんぶさんを絵画担当に起用し、えっちなメイドさん達にドスケベな指導を行ってもらうというのが主な導入。

ポイントは指導ということで、ただ単にえっちなメイドさん達に絞られる至福の時間を過ごすのではなく、それらはあくまで次期当主として立派な淫魔になる為の試練であるということ。多くの女性を虜にし、チ○ポで支配する。チ○ポ育成物語なのである。

ただ、まあやっていることはただ単にメイドさん達とえっちな事をし続けるだけなのでシナリオの面白さやヒロインとの関係性の深掘りなんかに目を向けてはいけない。えっちで賑やかで楽しいなぁくらいの気持ちで楽しむのが吉だろう。

選択肢はなく、基本的に一人、また一人と流れるようにえっちをしていって、最終的には全員で気持ちよくなるという極めてシンプルな作り。これはまあボリューム不足のためだろう。全体のボリュームもそうだが、一人一人の時間を考えると本当に短かかった。

ヒロインについて触れていくと、まずはシャルロットについて。小さい頃から主人公の面倒を見てきたのもあって、母性の高さはメイドの中でも随一。絞られるというより、絞ってくれるという表現が適切なほどに丁寧に挟み込み、丁寧に咥え込んでいた。そんな甘々癒し系の彼女だが、後半ではサキュバスの本能が抑えきれず主人公を攻めまくっていたのが個人的には良かったかなと。サキュバス要素がしっかりと生きていてホッとした。


次にセラムについて、この子はまあ良い意味で期待外れで、てっきり絶技持ちのドSタイプだと思っていたのだが、くそ雑魚メスタイプで笑ってしまった。主人公のち○ぽの虜になる前に、既に精液の虜になってしまい、夜に床に潜り込んでくる始末。仲間のシャルロットにまでドン引きされているのが面白い。授業が終了した後も、一人だけ精液を飲ませてもらう契約を主人公の母と結んでもらっているのがツボだった。こういうドスケベメイドは大好物だ。


そして、パルミエについて。最近、流行りのメスガキ系ヒロインなのだが、からかってくるのは序盤だけで、関係が進み主人公がパルミエの責め方の癖に気付くと、すぐに立場は逆転する。ようやくインキュバスの血を開花させることができたといった感じで、最後にパルミエを持ってきたのは良かったなあと。よがり狂うパルミエをガシガシ突いている光景は見応えがあった。また、お風呂のシーンでパルミエが主人公の事を気に掛けながら行為に励んでいたのは個人的に意外だったなと。メスガキになり切れていない感じが、素の彼女を見ているようで心地よかった。




といった感じで内容としてはヤってヤっての繰り返しだが、ヒロインの意外な一面が見られたりもして、そこそこ楽しむことができた。この先、このレーベル単作でいくのか連作でいくのか不明だが、えっちなので応援しています。