思った以上に人物間の繋がりに焦点を合わせた内容となっているが、着地点はふわっとしている。おっぱい目的で楽しむのが吉。
毎度ユニークな作品を出してくれるHendingさんの最新作であり、今度の舞台はソープランド！天涯孤独の身で借金地獄の日々を送る真面目な少年が、長身爆乳爆尻のお姉様方と共にえっちでむふふな共同性活をしていく。作品の看板であるメインヒロイン二人を目当てに初めて見ると、主人公の事を無条件で愛し導いてくれる素敵な女性なんかも出てきて、先への期待に胸が高鳴った。
まず良かったのがHシーン。本作に一番求めていた部分だったので、期待通りエロエロでホッとした。豊満な胸を贅沢に使ったプレイは勿論、バニーや制服などコスプレ要素もきちんと存在していたのが嬉しい。特に宝香のバニーはとてもよく似合っていたので、心が大変満たされた。
また、唄穂と宝香でタイプが違うのも良いポイントだったかなと。一見するとどちらもお姉さんで主人公は受けのように映るが、宝香の方はどちらかというと誘い受けのタイプであり、特には嫌がる役に徹するなどして主人公の欲望を掻き立てていた。無理矢理犯して褐色の肌を白濁液で穢す…そういうの大好きです。唄穂は唄穂で誘った後もそのままリードし続けるのがキャラクターに合っていて良かったなと。
そして、主人公の男の娘プレイに関しては賛否両論あると思うが、単純にビジュアルが良いので、見ていて不快感はなかった。一応、シナリオ上の目的があってのプレイだったので不自然でもない。主人公もまんざらでもない感じが結構好きだったりする。
といった感じでHシーンについては期待通りだったなと思う。Hシーンにおける唯一の不満は速水のシーンがないところだろうか。立場的にシーンが無い方が自然だが、序盤は肌で体を温めていたり、エピローグでも主人公とのえっちに乗り気だったので、おまけで入れてくれても良かったのではないかなと。普段真面目な彼女が赤面し乱れる姿を想像するだけで気持ちが昂ってくる。静お姉ちゃん大好きだよ。
また、シナリオに関しては思ったよりかなり舞台設定や人物関係に力を入れていて、後半なんかは主人公がヒロイン、ヒロインが主人公といった具合の構図で事態を解決すべく動き出していた。速水を一層好きになったのもシナリオに力が入ったからであり、そういった意味では良かったのだが、シナリオとしてよく出来ていたかというと話は別である。
結局は便利設定で全て解決と、引っ張ったわりに雑に締めくくられていたことに加え、加具音との一件で唄穂があっさり彼女を許してしまうのはどうなのかなと。また遥というキャラクターの使い方も少し勿体ない気がした。最後までエロメインで楽しんでいればそこら辺はあまり気にならなかったかもしれないが、思った以上にしっかり場を固めてきたのでもしかしたら…とお話にも神経を尖らせてしまった。
とまあこんな具合でシナリオに対する不満は少しあるけれど、Hシーン及びメインヒロインのキャラクターは期待通り良かったので、パッケージを見てやりたいと思ったユーザーは満足できる作品に仕上がっていたかなと思う。次作のエロエロも楽しみにしています。