話としての面白味は皆無であったが、好きなヒロインがいたのである程度の満足感は得られることができたかなと。初心な少女がやがて変態になっていく様は見る価値があった。
家賃39,840円！水道代込み！家具付きオール電化！！風呂トイレ別！駅・大学チカ！…という情報だけ見れば怖いぐらいに充実している物件。田舎のボロアパートを探せばこんな物件もたくさんあるのだろうか。美味しい話には毒があるというのが常であるが、今作は違う。何と甘味まで付いていたわけだ。
タイトルのように落ちこぼれのサキュバスたちをサポートしていくというのが主な流れだが、サポート＝えっちなので、基本的にシーンが連なっていくような形で話が進行していく。そのため、読み進める上での楽しさやわくわく感といったものはほとんどなく、シーンについてもごくごくノーマル。アへ顔が多めな点は特徴が出ていて良かったと思う反面、苦手な陥没（ヒロインのタイプも苦手）が出てきたのでやはり評価はしにくい。
となると何に目が止まったのかというと、それはギャル系サキュバスこと夢乃みやびちゃん。はじめはギャル系なのに落ちこぼれという設定に違和感しか抱かなかったのだが、実は処女ビッチなんだと。嬉しいのが名ばかり処女ビッチではなく、主人公のペニスを見てしっかりと処女らしい反応を見せてくれた点。というか怖くて気絶していたのだが…笑。こういいうギャグ要素をいきなりぶち込んでくるのはずるい。
ステップアップの仕方もなかなか良くて、手から始まり、下の口で咥え込み、やがては怖かったペニスを正面において舐められるようになる。うんうん、すごい成長だ。でもいきなりはやっぱり怖くて目を瞑りながら舐め始める点も実に愛らしくて良い。
最後は立派なサキュバスになってくれて、ルートの中では一番サキュサポしていたと思う。もし彼女のルートが無かったら、コンセプトに対してケチを付けていたかもしれない。そういった意味でも私にとって彼女は天使のような存在であった。これからも主人公のペニスを明るく元気に舐め続けてほしいものだ。