股だけでなく頭も緩い人妻たちと甘いひとときを過ごせる作品。本当に笑ってしまうくらい中身が最低な女共であった。
一人暮らしを始めた主人公がお隣さんの美女と仲良くなっていくお話であり、内容としては最初から最後まで意外性もなければ良いと感じる場面もない、ただただえっちな作品であった。初めて行為に至るまでの流れも結構早めで、まあ焦らしたからといって良い事はないのだが、それでもあっという間だったなぁと。主人公の押しの強さに少し笑ってしまった。
本作の主人公は学生であり、ヒロインは二人とも人妻ということで、はじめはもっとヒロイン側がリードするような話なのかなと思っていたのだが、蓋を開けてみると全然違う。性欲を抑え切れない主人公と、言葉では否定しつつも流れに乗ってしまう人妻の愚かで甘い時間が描かれていた。
面白いのがヒロインは両方とも夫が単身赴任しているという設定であり、恐らくは真面目に働いて、日々の生活費を入れてくれるだろうに自分たちは堂々と浮気をしている点。しかも終盤になるにつれて身体だけでなく、心も主人公に惹かれ始めてしまうという...。
特に響さんの方は酷くて、家を建てて夫と二人で暮らす提案にわかりやすく否定的な反応を見せてくれる。夫と一緒に暮らす喜びなどこれっぽちもなく、今の関係を続けることが出来ないことを悲しむ。その清々しいまでに最低な態度を見て、思わず頬が緩んでしまった。
挙句の果てには夫の会社でトラブルが起きた時も夫の心配なんて皆無で、ただただ単身赴任が伸びてしまった事を嬉しそうに話す。しかも本当に笑顔で喋ってくれるので、こちらとしても笑いが止まらなくなってしまった。まさかここまで肝の据わったクソ女さんだとは思ってもいなかったので、こんなヒロインを用意してくれた事に感謝すら覚えた。
期待していたシーンは正直、微妙に感じるものが多かったので、そこは残念だが上記のように最低な女を眺めることが出来たという意味では収穫はあったかなと。個人的にももかさんの方が見た目も中身もタイプだったので、彼女のシーンをもっと増やしてほしかった気持ちはあるが、まあ我慢するとしよう。