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asteryukariさんのネカフェ姦禁 〜もう部屋からは抜け出せない〜の長文感想

ユーザー
asteryukari
ゲーム
ネカフェ姦禁 〜もう部屋からは抜け出せない〜
ブランド
Lucha Libre
得点
66
参照数
1152

一言コメント

全体的に短めであり、話の流れもありふれたものばかり。ただ、ヒロイン自体はそんなに悪くなかったので、イラスト及びヒロインのタイプが気に入ったのであればまあそれなりには楽しめるかなと思う。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想


客足の少ないネットカフェを上手い事利用して女の子達を罠に嵌めるという至ってシンプルな内容。主人公は女の子達に情を持つ事もなく、ひたすら己の欲望に忠実に生きてくれる。エピローグでは仲間たちを呼んだり、女の子達を金儲けの道具に使ったりする生粋の屑であった。ここは大きな評価ポイントで、彼の容赦のなさが作品を読む上での悦びに繋がっていた。

ヒロインは共通して巨乳であり、襲われ方こそ違えど、初回で弱みを握られてそのままズルズルという流れは同じ。嫌々と言いながらも徐々に徐々に主人公のペースの呑まれていく所なんかはとてもそそる。ただ、尺の関係上、わりと早めに堕ちてそこからはエンディングまで突っ走っていくため、堕ちるまでの心の葛藤が見たいと思って本作をプレイすると肩透かしを食らう。あくまでヒロインが好みであれば見ていられるくらいの内容となっていた。

三人の中では史香がお気に入りで、ほとんどの彼女目的で購入したのもあって、絵と性格が私好みだった点だけでとりあえず満足感は得られたかなと。親との関係が悪く家出し、今は日雇いの派遣バイトをして生計を立てている。

一見、ギャルに見える彼女は芯が真面目で、ウリをやっている女性に対して嫌悪感を抱いているという点がミソ。そんな真面目な所を主人公に突かれ、お金と快楽を餌に墜ちていく彼女はとても淫靡だった。

また、エピローグではお金より快楽といった感じで、主人公のペニスにイキ狂っている点も非常に良かったと思う。お金のためという免罪符がなくなり、ただただ主人公を癒すための肉便器になった彼女は美しかった。

とまあこういった具合でシンプルな内容ながらそれなりには楽しむことが出来たかなと。UIが貧弱だったり、とある効果音が不快だったりと、不満点はいくつかあるものの、最低限の期待には応えてくれた。心が真面目なギャルが黒く染まっていく光景はいつ見ても良いものだ。