もうあのわちゃわちゃした光景が見られないのかと思うと、今は少し寂しい。本当に最初から最後まで作品の良い所を伸ばし続けてくれた。
前作の身にアフターストーリーにて担当ヒロインでもないのにいじられまくりだったまりと汐音。そして今回はそんな二人のお話という事で、まあ楽しみで楽しみで仕方なかった。蒼ちゃんに関しても純粋に可愛いと思っていたので本編同様「or」でなくちゃんと「and」にしてくれた点は凄く良かったと思う。セットにすることで汐音を膨れさせるのも面白い。
まずは蒼&汐音√ついて語ると、まあ初っ端から「おっぱいくらいしか取り柄がない」だの「ナルシストなこと以外に特徴がない」だのと散々な言われようだった汐音。挙句の果てには遠回しに「おま●こが汚い」なんてことを言われていて、そのテンポのいい罵倒の数々に何度吹き出してしまった事か。それでいて事あるごとに挟まれる汐音の「ぷくぅ」が可愛いのなんの。笑いと同時に萌えも得られる素敵な掛け合いがいくつもあった。
汐音の場合はシーンにおいても終始弄られ役に徹していて、中には自慢のツインテールを後ろから引っ張られ犯されるなんてシーンも。あれは流石に少し可哀想だなと感じたが、引っ張られている本人はというとまんざらでもない表情を浮かべていたのでまあ、あれはあれで良いのかもしれない。行為が終わった後はいつものようにナルシストな笑みを浮かべていた。
で、汐音を主人公と一緒に弄り倒していた蒼ちゃんはというと…なんだこの可愛い生き物はと言いたくなるくらいには乙女な姿を余すことなく見せてくれた。淡々と主人公を弄り続けるかと思いきや、主人公の急な一言に胸をときめかせ語彙力がなくなってしまう場面なんかは全ヒロインの中でもトップクラスの可愛さ。やたら「二人きり」にこだわる点も非常に良い。アイドル蒼ちゃんも…etc.
そして、他√では幼馴染に振られた上にハゲの心配までされる不憫なヒロインことまりちゃんのは…相変わらずであった。周りからは「モドキ」や「ピンク」と呼ばれ、主人公も馬鹿にして笑ったりする。それに対し果敢にも一人でツッコミまくる彼女の気苦労を考えると…つい笑いが零れてしまう。彼女は作中で何度「！？」を使ったのだろうか。
意外だった（失礼）のはかなりシーンが充実していた事で、ノーマルなものから野外プレイにソーププレイなどなど、かなり色々なことにチャレンジしていた。最後の最後にセンターヒロインとしての意地を見せたという事なのだろうか、本編で勃起しなかったのが嘘みたいに主人公もノリノリであった。
振り返ってみると本編もミニアフターストーリーも総じて笑えて萌えられる作品だったなぁと。笑いのあとにすぐ癒しがやってくるあの感覚が実に心地よかった。次回作がいつになるかはわからないが、恐らくはまた購入することになるのかなと。本当に良いシリーズでした。