ギャグは勿論、ヒロインの後日談に相応しいお話が用意されており、やってみてよかったなと心の底から思った。光ちゃんの事が好きな方には是非やってもらいたい。
おいおい小出し商法かよ…と思いつつもついつい買ってしまう。しかも憎らしいことに本編で好きだったヒロイン二人が分けられてしまった。汚い…SMEEくん汚いよ...。
とまあちょっとした不満を抱きつつプレイしたわけだが想像の1.5倍くらい面白かった。と言っても低価格のミニFDみたいなものなので一人一人に与えられた尺は短いし、そのほとんどが本編の後日談。なので面白いと聞いてプレイしたら少し気落ちしてしまうかもしれない。ただ、ヒロインが可愛ければいいやくらいに考えていた私としては十分の出来だった。
以下ヒロインごとの感想。
＜キキ＞
本編の時から世話焼きっ娘だったキキちゃんは結婚した後もそんな感じで、ルート開始直後にえっちシーンが始まる。家事が万能であったり、癒し系ボイスだったり、抜群のボディだったり。様々な魅力を持ち合わせているが一番はやはり床上手な点かなと。他二人と比べても断トツでえっちだった。
このルートには本当に笑わせてもらった。何が面白かったかってもう母ちゃんがキレキレなのだ。特にゴキブリのくだりはピー音入れてもいいんじゃないかと思うくらい暴言を吐きまくっていた。またそれに乗るキキちゃんもいい味出している。内容的にはこのルートが一番笑えた。
＜ソフィーヤ＞
五人の中では最もお嬢様感のあるソフィーヤちゃん。純粋すぎて話が面白くなるのか不安だったが、ちゃんとその純粋さにつけ込んできた。テレビやAVに影響されてどんどん歪んでいく彼女を見て苦笑した。
いつも穏やかだからこそ怒ると怖い。モグラ叩きのシーンは結構好きで、ソフィーヤの豹変もそうだが、モグラに喋らせるのはズルい。「お願い…！！もうやめて．．．！！」じゃないよまったく。話は控えめだが好きなポイントはあったかなと。
＜光＞
本編で最も好きだったヒロイン。もう幼馴染力全開といった感じで、他のルートと同じくギャグに富んだ会話を入れつつ、二人に関連するエピソードが多く語られていた。
昔からの幼馴染だから、仲が良すぎたからこそ逆にやってみたかった事を実践出来なかった。やっと恋人らしく過ごせるように事に彼女は大きな喜びを感じていたのだ。神様からのご褒美だとすら言っていた。こんな台詞だけでも十分なのに光ちゃんはまだまだ止まらない。
小学校から今に至るまでの思い出を語りつつ、感謝の言葉を零す彼女。ギャグメインのFDだと思っていたのにいつの間にか感動して涙を流しそうになっている自分がいた。幼馴染好きな人は勿論、光のことが好きなユーザーには刺さりまくるシーンだと思う。これが見られただけでも購入した価値はある。
思った以上に楽しめてびっくりしてしまった。そして次はシャルちゃんがやってくる。本編の電話のやりとりが大好きだったので本当に楽しみだ。ぜひバチバチな関係になってほしい。