社会に疲れたおじさんを癒してくれたのは温泉などではなく、ギャルの女の子だった。変にシリアスを挟まず、癒すことに徹したのは良い判断だったなと思う。やっぱりギャルは…最高!
長年ブラック企業に勤め、まともな休暇なんてとしばらくとっていなかったおじさん主人公。そんなおじさんに本当に癒しを与えてくれるのは温泉などではなくギャルの女の子だったのだと。その欲望に満ちたコンセプトが非常に良かった。
しかもギャルの女の子であるあーちゃんもなんちゃってギャルではなく、きちんと遊び慣れている感じが良い。ここで実は初心な女の子なんぞ用意してきたら癒しの意味が全くないのだ。明るく優しく、そして可愛い。業務に追われる日々を送ってきた主人公にとって彼女の存在は何よりも魅力的に見えたに違いない。
話は”癒し”が軸となっていて、だからまあ尺の多くをえっちなシーンが占める。読み始めと比べるとだいぶ開放的になっている主人公を見て、本当に満喫しているなぁと。また、行為を終えた後のちょっとした会話の中には、主人公の愚痴や相談事が含まれていて、身体だけでなく心も癒されているよう。
それに対するあーちゃんの反応が良くて、あの理解しているかわからない適当な相槌が逆に主人公の救いになっていたのかなと思う。ただ話を聞いてもらうだけ、それが案外重要だったりする。
短い中で無理に物語を作らず、最初に掲げたテーマだけを貫いたのは英断だったなと思う。面白さや感動はないけれど、とっても癒された。その事実だけはハッキリと言うことができる。
まあ一応シーンについて触れておくと、制服を使ったシチュエーションが良かったかなと。ギャルらしさがより強調され、そんな女の子がベッドの上でひいひい言って犯される。あの目元が髪で隠れて、舌を出しながらアヘる姿は実に素晴らしかった。優しくて包容力があって、とびっきりえっち。ギャルって最高だなぁと改めて感じる一作だった。