タダシなんていらない！アキラ君だけいればいいのぉっ！
タイトルには「NTR」とあったが、蓋を開けてみると単なる陵辱作品だったように感じる。確かにヒロインが間男であるアキラ君に取られてしまう展開が用意されているわけだが、そもそもタダシくんとは付き合っている感じでもない。言ってしまえば順当に取られたなと。
いつも澄ました顔をしているタダシくん。きららちゃんはその優しさと心強さに惹かれていたが、見方を変えると感情がないだけにも見えてくる。大事な幼馴染が襲われた時も「俺はいつだってお前の味方だから」と言っていたが、言うだけで自分は何もしない。それの何がかっこいいのかいまいち理解できなかった。
そんな彼がちょっと行動しただけでハッピーエンドを迎える。きららちゃんは大層喜んでいたが、ちょっと待てよと。キミさっきまで「アキラ君が1番」とか言っていたのに…。陵辱されている時からうすうす気づいてはいたがタダシくんだけでなく、きららちゃん自身も相当いかれている。そんないかれている者同士だから惹かれ合うのかもしれないが…。
てな感じで私はどちらかというとアキラ君エンドの方がしっくりきた。快楽に負けた馬鹿な女という肩書きの方が幾分かマシだと思う。もっとアキラ君に開発されるきららちゃんが見てみたかったよ…。
また、序盤は陵辱色が強いのだが、その陵辱も別段良かったというわけでもない。抵抗せず、犯され始めて早々に喘ぎ、やがてはアヘ顔を晒す。アヘ顔はまあ嫌いではないのだが、少女らしく涙を流すシーンがもっと見たかったというのが正直なところ。一応用意されてはいたがほんの一瞬だった。あと変身モノ良さをなにも生かせていないが気になったかな。
総じて微妙な作品であったが、金髪ツインテールという属性だけは好みだったのでそこで最低限の欲は満たされたかなと。あとは…頭が空っぽな女の子を見るのは結構好きなので後悔は少ない。遊び飽きたアキラ君からできるだけ惨めに捨てられることを願うばかりだ。