「だが、無駄だ。お前は女だ…男の俺には勝てん」
男であることが罪とされた時代…コンセプト及びあらすじが完璧だった。調子付いている女どもメスに変えていく、そんなの楽しくないわけがない。絶対に楽しめるなぁと見た瞬間最低限のおもしろさは保証されたような、そんな感覚に陥った。
エリアごとに担当している女幹部を倒していくというのがゲームの基本的な流れで、ちゃんと戦闘シーンも用意されている。とは言ってもその戦闘シーンはまあそんなにクオリティが高いわけでもない。そのため爽快感もなく、進めること自体は作業に近かった。
ただ、征服欲はかなり満たされる。エリアを統括している女性だけの憲兵組織「ナイトメアレーベン」の女たちが本当に最高だ。男のことを下に見て、侵略されているにもかかわらず余裕ぶった態度を見せる。女どもが本当にムカつくし、その分、組み伏せた時の快感は凄まじい。
そういった意味でも進行に合わせて演説が入るシステムは非常に良かった。良い具合に女に対しての憎しみが増大していったし、絶対に倒してやる、犯してやるとモチベーションにも繋がっていった。
また、制圧していく女の順番についてもかなり良かったかなと思う。序盤から全力で煽ってくるヘレナで完全に火が付いた。まさに主人公と、カムイと同じ気持ちになった。にしてもカムイって名前はかっこよすぎる。英雄の名に相応しい。そこからトウカ、ブリュンヒルドときて次に大人しそうな女の子が来たものだから、もしかしてそういうゾーンがやってきたのかな、はぁ～ローゼリカちゃん可愛いなぁなんて気持ちでやっていたら度肝を抜かれた。
若くて、美しい男だけを市民として生活させてあげている。笑顔で「私の街に、醜い者はいらないわ。」と言い放った彼女の顔が忘れられない。なんだ、やっぱり女ってのはみんな面食いなのか、イケメンしか興味ないのかと、一気に現実に戻された気分だった。そして同時に激しい憎悪に包まれる。もう許さない、お前ら絶対ただの雌犬に変えてやるからなと、そう思わせるには十分の理由だった。これをゲーム半ばでやってくれるのは本当に策士だったなと。
最後に待ち構えている女帝もいい感じに腹立たしいし、のわりに歯ごたえがないのもまさに女といった感じで笑ってしまった。全ての雌を落とした後は特にやることもなくて、自然と落ち着くことができる。賢者タイムを思わせる物語の締め方も実に良かった。
シーンは勿論良くて、肌の塗りは勿論、反抗的な態度から肉欲に溺れる雌に成り下がっていく光景は本当に素晴らしい。女を捕えた直後のシーンはいつも、見ていて口角が上がってしまった。反抗心の弱い女に対して容赦しない点も非常に良い。
言ってしまえば作業ゲーで面白さこそないが、その先にある宝にだけは興味があるから続けることができたのかなと。とにかくコンセプトが強力すぎた。久しぶりに楽しい時間を過ごすことができたように感じる。
ありがとうカムイ、ありがとうメスども。