一目見た時から好感度の高かったヒロインが、その後どんどん魅力的な一面を見せるようになっていって、もうそれだけでだいぶ満たされた。話自体は短く、起伏があるわけでもないが、性交渉を通じて伝わってくる幸福感が心地よかった。
前作「椎名真穂のヒミツ」の時からずっと気になっていたヒロインだったので発売が決まった時はかなり嬉しかった。その容姿と程よい距離感から可愛くないはずがないと思っていたがまあ可愛かった。
彼女の最大の魅力は明るく元気な性格だろう。それは日常のシーンだけなく、部活動においても言える事で、不安が募った部員たちを度々励ましていた。彼女が欠けていては部は成立しないと、そう思わせるほどの気迫であった。その上、実は私服に着替えるとめちゃめちゃ可愛いなんて...事実を知った部員たちは果たして彼女に惚れずにいられるのだろうか。まあ、だからこそエピローグでは皆公認の関係になっていたのかなと。
二人が付き合うきっかけは前作に似ていて、いわば勢いでやってしまったような形だったがその後の経過はなかなか良かった。まあ度合いで言えばHシーンが大半になってしまうのだが、そのシーンの中に彼女の愛らしさや二人の距離の近づきを感じる場面があったりして、ただえっちな作品というわけでもなかった。
まあえっちなのはその通りで、雛の誘い受けがとても魅惑的。天然おっぱいプリンとかさぁ…主人公が羨ましくて仕方なかった。また、身体的なエロスで言えば雛ちゃんの身体つきが非常に良い。胸もお尻も全体のバランスも良いのだが、何よりも良いのが適度に鍛えられた腹筋だ。女の子なので男性陣のようなガチガチの腹筋ではないが、スポーツをやっている女の子らしい素晴らしいおなかを披露してくれた。物凄くえっち。
また、シーンと日常で共良かったのが表情の変化。今感じていることをすぐ表に出すような、そんな表情の切り替わりがとっても可愛らしくて、とってもとってもえっちだった。特に目を見開いて驚くあの表情は…極上の一言。
そうやって行為を重ねていくうちに段々とエスカレートしていき、やがては変態的なこともし出したりする二人だが、そんなことができるくらい距離が縮まったのだなと思うと自然と頬が緩む。それでいて主人公はきちんと心配するし、彼女もそれを愛おしく思っている。そう、とても幸せそうにやってくれるから良いのだ。そこに上下関係なんか存在しない、終始カップルとして最高の状態を保ってくれた。
その他にも私の大好きな「巨乳にやきもち」するシーンなんかも存在したりして、短いなりに楽しませてもらえた。まあ結局、雛ちゃんが可愛すぎるのだ。怒った顔も笑った顔も、間抜けな顔も可愛い。シリアスなシーンが存在しないことで、彼女の明るく元気という性格が磨かれていくばかりだった。もう少し見ていて彼女を見ていたかったというのが正直な気持ちだが、不満は全然ないので前作と合わせ好きになれる一作だったかなと。