設定を全く活かせていなく、内容も薄い作品でしたが、英美里ちゃんだけは良かったです。
ツンデレが二人いるという情報とキャラの可愛さに惹かれて購入しました。開幕早々いきなり主人公がテディベアになるのはまあいいのですが、テディベアの正体が主人公だとバレるのもいきなりでした。せっかくのテディベア設定が一瞬にして腐っていきましたね。話も基本的にはえっちばかりで、湯神なるモノが出てきこそしますが、真実の愛は云々と言ってくるだけで、別にいなくてもいい存在でした。ただ、英美里ちゃんのキャラが個人的に好きだったのでそこは良かったと思います。
以下軽くキャラごとの感想です。
●有鈴
大人しくて優しい女の子。押しに弱そうで庇護欲に駆られました。幼い頃に出会っていたということもあり、関係は温厚で作中で一番微笑ましい付き合い方をしていたと思います。
●芽衣
この娘に惹かれて購入したまであるくらい見た目が好きでした。ただ、ツンデレと言っていいのかは些か疑問に感じました。人見知りなだけかなと。お兄ちゃん呼びをしたり、クマの真似をしてみたりと可愛らしい場面はあったのですが、やはりツンデレではなかったです。また、子供が出来たのにいつまでもお兄ちゃん呼びを続けるというのが理解できませんでした。「お兄ちゃんはいつまでもお兄ちゃんだよ」？？？
●美織
クマサイコパス。クマのテディベアが好き過ぎて他√にも出てきてクマを追い求める恐ろしい娘。そしてこの娘の真の恐ろしさは本人だけでなく、親も狂っているというところ。有鈴√では娘を思うがためにクマのテディベアを強奪してガスをかけたりする。普通に頭おかしい。
●英美里
登場して五秒くらいで主人公に惚れていることがわかる女友達ポジションのキャラ。主人公のことがずっと好きな女友達という属性に弱いんですよね、軽くあしらっても照れてたり、内心ドキドキだったり、もう可愛いさ尽くしです。だからこそこの娘√ではテディベアに変身するという設定をもっと大事にしてほしかったです。誰かはわからないけど次第にテディベアと仲良くなっていって、そのうち主人公への想いなどを相談したりしてほしかった。ただ、付き合い始めてからの可愛さは一級品で、主人公に告白された時は本当に嬉しそうにしてたり、好きと言われた数を数えてみたり、実は主人公のことを出会った時からずっと好きだったんだと打ち明けたりともうとにかく可愛かったです。この娘がいなかったら評価はもっと低かったですし、この娘に出会えた事だけがこの作品をプレイして唯一良かったことかもしれません。