お話や戦闘はお世辞にも熱いとは言えませんし、面白いかと言われたら首を横に振るでしょう。しかしながらイヴ様という非常に魅力的なヒロインがいたおかげで有意義な時間は過ごせたのかなと思います。
お話に関しては、伝承者というものがどれだけすごいものなのかいまいち伝わってこないのもあって、茜√は楽しめませんでしたし、透子√はそこまで引きずる必要あったかと問いたくもなりますし、袖√はモヤモヤが残りますし、イヴ√はあっさりしていました。つまりシナリオ面ではそこまで楽しめなかったのですが、キャラを愛でるという点では中々楽しめました。
まーあイヴ・エレイン・オースティン様が可愛すぎました。可愛い子の前ではもう可愛さだけあればいいんだなと思えるほどハマっていました。悶絶の連続ですよまったく、金髪ツインドリル高飛車お嬢様なんて刺さるに決まってるじゃないですか...。それでいて面倒見が良かったり、見下しながらも主人公にはベタ惚れだったり、責任を感じて他人のために涙を流したりと、好感度をますます挙げていく要素が随所で見られ、いやはや至福の時間を過ごさせていただきました。
大怪我しているのに無理やり試合に出て死にかけた主人公に対して、やりすぎてしまった、このまま主人公が死んでしまったら私のせいだと涙を流すシーンが良い娘すぎて良い娘すぎて心を射止められましたし、主人公には殺意が湧きました。何イヴ様泣かせてるんだよ、なあ!
泣いているシーンと言えば初行為の時もクソ主人公くんは前戯もまともにしないで、いきなりイヴ様に挿入したため、イヴ様はびっくりして泣いてしまいました。その時も私がいけないんだと攻めてましたし、例のごとく主人公には殺意が湧きました。イヴ様泣かすな!タコ!
イヴ様√は話こそご都合主義でなんなんだという感じでしたが、愛するお父上のために最強クラスであった自らの導力を失うというのはイヴ様の覚悟の強さが伝わってきて痺れましたね。また、主人公との上下関係も良かったです。普段はイヴ様が主導権を握っているのに、行為中は主人公が主導権を握る。ベタなツンデレ設定ですが、やはり良いものです。