綺麗にまとまってました。最後はスッキリ爽快。
CG
ここのブランドの彩色は昔からかなり好み。
複数原画で分担していながらも塗りの個性が強いせいか違和感なくまとまっている感じ。
シナリオ
二重影の頃から好きなメーカーなので、ここでの異様な盛り上がりの評判を見て妙な不安を覚えましたが
ケロQブランドで出す久々の新作でありながらも、以前と変わらず個性を失わないテキストが良かったです。
CV
ざくろの声はあれで良かったのか!?と最初は思いましたが、
プレイしているうちに気にならなくなってきました。
(某ゲームの天然・天使キャラのイメージが強かったので)
不思議キャラには向いている方なのかもしれませんね。
その他のキャストに関しては文句なしだったと思います。
出来ればサブ・男キャラにも声が欲しかったかな…。
音楽
落ち着いた曲、恐怖感を煽る曲、どの場面にもよく合っていました。
章ごとにエンディング曲もこまめに変えて、ボーカル曲が多いのも良かった。
エロ
ここもケロQらしさ全開でした。
キャラの組み合わせやシチュ等のバリエーションにこだわりを感じますが、
抜きゲーではないので全体的にはシナリオに付随するためのオマケ程度といった感じ。
総評
ケロQ・枕の作品は終ノ空以外はすべてプレイ済みなので、懐かしさを感じつつも
以前とは違う雰囲気を感じる内容であったと思います。
投げっぱなしで謎を多く残す以前とは違い、伏線が回収されていたのも良かった。
全部読み終えたあとで2周目をやってみると、1章の方がかなり違う感じで楽しめます。
しかし、シナリオの内容を考えるとどうしても人には薦めにくいですね…。
興味が沸いた方だけどうぞ。
点数内訳 : CG/94点(*0.3) + TEXT/96点(*0.3) + CV/75点(*0.2) + BGM/90点(*0.1) + H/50点(*0.1)
合計86.0(86点)