ーこれは『ごめんなさい』でも『さようなら』でもなく、『ありがとう』から始まる愛し合う兄妹の物語ー
私達は日々の生活の中で『ありがとう』という言葉をしばしば口にし、また耳にする。しかし、心の底から『ありがとう』を伝えたい相手はどれほどいるのだろう。それは1人かもしれないし、2人かもしれない。あるいはもっとかもしれない。自分の人生が終わる時、『ありがとう』を伝えたい人がそばにいてくれたらいいな、と思った。
これは『ごめんなさい』でも『さようなら』でもなく、『ありがとう』から始まる愛し合う兄妹の物語。
語り手は神森櫻乃。
演出家は神森柳太朗。
散りゆく桜が自らの生きた証として残す。
愛する者への想いを乗せた、儚く、悲しく、とても美しい唄。
閑話休題。
作品の雰囲気に影響されてちょっと（かなり？）似合わない感想の書き方をしてしまいました。しかも１周目のネタバレ全開ですみません。
上記のとおり１周目は悲しい結末を迎えますが、２周目以降はハッピーエンドですので鬱耐性のない方もぜひどうぞ。多分中古価格1000円しないはずですし。
ご都合主義が過ぎるとか、色々問題を抱えたシナリオですが個人的にはかなりツボでした。