操作性があまりにも悪く苛立ちが募る。但し、ロリ(ペド)+異種姦というターゲット層が極めて狭いジャンルに挑む姿勢には敬意を表したい。
ゲーコン非対応のため、移動はPCの十字キーもしくはマウスを使用。
十字キーでは上下左右斜めの8方向にカクカク動くことになり、到底狙った細かい動きは不可能。
マウスでは、ポインタで指定した位置に向かって動くのでそれなりには制御できるが、ゲーム画面が小さいので(フルスクリーン必須レベル)意図せずポインタが画面外に行く事故多発。
マウスの方が大分マシだがそれでも決して快適とは言い難い状況。
この操作性の悪さが戦闘でさらに顕著になる。
主人公(キメラ/犬のようなバケモノ)は基本的に敵(女の子/捕食対象)より動きが鈍いので、操作性の悪さも相まって満足に回避もできない。というか、ちょろちょろ動き回る女の子をノロノロと追い回すさまは滑稽にも見える。
攻撃方法は触手による物理攻撃と8種類の魔法がある。
物理攻撃はリーチが短くかつ前述のとおりこちらの動きが鈍いので、狙って当てるというよりは敵が近づいてきたときに適当に振って当たればいいなと願うレベル。戦闘フィールドが狭い時はある程度狙って当てることも可能。
魔法攻撃は8種類あるが、自分の向いている方向を基準に数方向に飛んでいくものが大半。何度も言うように細かい向きの制御など到底できないので基本ゴミと化す。唯一、追尾型の魔法のみ向きを考える必要がないので使いやすい。
敵(女の子)の戦闘スタイルも、物理特化、魔法特化、両刀のものがあるが、両刀以外は意外と苦戦しない(操作練習は必要だが)。
物理特化は性質上接近戦を挑んでくるため、上手くいなしながら離れて追尾魔法で対抗。
魔法特化は逆に常に距離を取ろうとする反面、接近時の攻撃手段を持たないので、敵の魔法を冷静にかわして近づき触手で殴る。
これで何とかなる。
問題は両刀で、魔法による遠距離攻撃の後、急接近してきてヒットアンドアウェイの戦法でかかってくる。
魔法(広範囲)をなんとか躱したと思った先で物理を食らう。食らったと思って反撃しようとしたらもう傍に居ない。これの繰り返しでイライラが半端ないことになる。
正直私はプレイ中に対処法を思いつかなかった。適当にやってもSAVE&LOADで10回ぐらい挑めば1回ぐらいは運よく勝てる(こともある)のでそれで乗り切った。
以上に述べたように、ゲーム性の面から見ると正直褒めるポイントはない。
移動性の面が改善されていれば(ゲーコン対応等)、システム自体は悪くないのでそこそこ面白くなっていたかもしれない。
シナリオ面。正直、どういうコンセプトなのかはよく分からない。他のどの生物にも属さないキメラという種ゆえ、どのような生き方でも選べる(ある意味自由)みたいな話にしたかったのだろうか。実際、凌辱の限りを尽くすこともできれば、特定の種と愛を育む展開もある。まあ細かいことは気にするだけ無駄か。
エロ面。ひとことでも述べたようにロリ(ペド)+異種姦という特殊性癖。これを貫いている点で尊敬の意を示したい。ただし絵の好みはかなり分かれると思われる。
総合的に見ていい作品とは言い難く、他人におススメもしにくいが、上記の特殊性癖を持ち、かつそれなりに忍耐力に自信があればやってみる価値はあると思う。
P.S.ドリアードちゃんが可愛くて他のキャラが割とどうでもよくなったのはここだけの話。