死神と交わした初めてのキスは、今までの2人に別れを告げる悲しくも美しい終末の味がした。
全体を通して、心に響く表現が凄く多かったように思います。
以下、ネタバレを含む可能性がありますので、未プレイの方(ほとんどいないかとは思われますが)は自己責任で参照を宜しくお願いいたします。
特に、琥珀√のラストに出てくる、
ボクには今、言わなきゃいけないことがある。
たいせつな人に、伝えなきゃいけない想いがある。
明日、その人にあえるとはかぎらない。
だから、言うんだ。
たいせつな人に、伝えるんだ。
というくだりを読んだときには思わず、今の自分がこれを実践できているだろうか、知らず知らずのうちにおろそかにしてはいないだろうか、と自問させられました。
それくらい私にとっては、深く感じ入るテキストだったように思います。
後は、オールクリア後のタイトルメニュー画面がよかったですね。
死神の試練を乗り越え再び巡り会った運命の二人。
つないだその手がどうかいつまでも離されることがありませんように。
そう思わずにはいられませんでした。