ある少女から始まり、ある少年へ至る物語。
「―――多くの人が笑っていました、それは間違いではないと思います」
「戦うと決めた」
人々の笑顔のために、気高い誓いをたてたセイバー。国を守るため、全てを捨てて邁進します。
が、結果として、国は王を守らず、滅んでしまいます。
自分の他に相応しい王がいたのではないか?と考え、王の選定をやりなおすために聖杯を求めます。
「―――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」
「結果は無惨だったけれど,その過程に一点の曇りもないのなら、それは―――」
聖杯戦争では、士郎に背中を押される形で自分の過ちに気付く。遠い昔、胸に刻んだ気高い誓いと
一時の夢を心にしまい、最期まで自分の信念を貫いた、少女の物語。
「それでも、届かなくとも、胸に残るものがあるだろう」
「今は走り続ける。遠くを目指していれば、いつかは目指すものにも手が届くはずだから・・・・」
セイバーの生き方に背を押された士郎は、正義の味方になる夢を強いものにする。
しかし、その道の過程で、現実と理想の乖離に傷つき、摩耗した結果、自分自身を消すことを考える。
未来の自分という強大な相手に恨まれることになろうとも、自分の信念を貫いた、少年の物語。
色々と見方はあると思いますが、私の中でfateは理想と信念の物語です。
理想を追いかける信念は、エクスカリバーのように光り輝き、尊く、私の胸を打ちました。
(ヘブンズフィールは個人的低評価なので許してください 笑。一番はセイバールート。)
智代アフターとfateは人生のバイブル。このソフトに出会えたことに感謝を。