ギャグテイスト強めのキャラゲーかと思いきやシナリオしっかりしてる良作
opを聴いて中毒性があるな~と思って購入した作品。
なのでプレイ当初の期待値は結構低め、単なるキャラゲーかな~と思ってた。
ネタバレ全開なので未プレイの方はブラウザバック推奨
序盤からギャグテイスト強めのシナリオ。これは個別に入っても変わらずギャグ強め、元ネタとかあったりして笑えるし飽きずにプレイ出来たのは結構評価高め。
衣緒と日向が頻繁に喧嘩するの見てて微笑ましかったし面白かった。
肝心のシナリオは、ギャグ強めで進んでいき、所々で意味深な伏線が結構あった。√終盤ではしっかりシリアス展開へ。無理のあるシナリオではなく、ヒロイン(人外)と主人公(人間)の恋愛ということの問題点をしっかり表していて、いいつくりになってると感じた。
特に衣緒√に日向√。
衣緒はアンドロイドであるため、人間と寿命の差があるという点や、製作者が衣緒をどうするか決める権利がある点等の障害があった。
blue√では、プロトタイプではなく、その記憶を引き継いだ所謂コピーの衣緒と幸せになるお話。コピーであることに気づかなければ幸せな物語、個人的にはこっちのendの方が好み。
happy√は悠真がコピーであることに気付き衣緒を取り戻そうとするというお話。最終的に取り戻すことはできるが、自分で風呂に入れないほど老衰が進んだ状態。確かにこれは真実の愛を貫いた形にはなると思うが、余命も短くhappyなのか、と言われると難しい。所謂メリバかなと。
日向√に関して、日向は吸血鬼で不老不死であるため、人間とは寿命が大きく異なるという点が肝。
blue√では、悠真の理解をしっかりと得ずに吸血鬼にして共に生きていくというend。この√が個人的に一番好きだし印象に残ったbad endかなと。海山の空気が淀み切っている際の燈先輩の表情でゾクっと来た。
また、trueに関しては今まで張り巡らされていた伏線が回収されていて、綺麗に纏まったなと思ったが、正直ちょっと短く感じるし結構あっさりと終わったな、という印象。
盟依が魔女ではないという点、今までのがミスリード過ぎて結構びっくりした、ただ推測できそうな気がするの出負けた感じある。
最後のあのCG絵はずるいよ、良すぎた。
全体的に世界観や設定、キャラの会話などとても良い部分が目立つ良作だったなという印象。
主人公がDQN?みたいな評価もあるみたいだが個人的にはやる時はやる良い奴だなという印象が強かった、不快な登場人物もなく楽しかった。
あと日向の欠伸の声可愛すぎないか???
ところで憂陽ちゃん√はどこですか?????