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aoneko02さんのお兄ちゃんとHしたいよっの長文感想

ユーザー
aoneko02
ゲーム
お兄ちゃんとHしたいよっ
ブランド
stick
得点
72
参照数
369

一言コメント

3Dモデリング技術はやや未熟。しかしモーションの滑らかさやこだわりを感じさせる仕草等は健在。実用性を求めるなら良い作品。

長文感想

ついに3Dになった本作、モデリング技術の未熟さは感じられるものの、
前作同様滑らかなモーション+こだわりを感じさせるヒロインの表情や仕草、体の細かい動きなどは健在で、実用性特化の作品。

(体験版でひと通り概要は掴めるので、気になる方はとりあえずプレイしてみることを推奨。)
(また個人的にはデモムービーは割とイマイチ感があったので、体験版の方をオススメします。)

スペシャル鑑賞モードが前作より改善され、
シーンの枠から枠への移動が簡単になり(前作は一旦枠選択へ戻ってから選びなおす必要があったが、今作は直接別の枠へ移行出来る)、
見たいシーンがどの枠に含まれているかを把握していなくても、割とサクサク見つけやすくなった。

ただし、スペシャル鑑賞モードでオートモードを使用する場合はやや使用感が悪く、
 ①オート中に左クリックやCtrlキーでオート解除される
 ②オートボタンを押すことで1回左クリック扱い(=改ページされる)
 ③項目を選んでからでないとオート設定が出来ない
 ④(恐らく)キーボードによるショートカットがない(AキーやF5キーでオート、など)
これらに前作までとは異なる点、
 ⑤絶頂させるための項目を選ぶと即絶頂(前作では項目選択から数クリック分の猶予があったが、今回はない)
が加わることで、マウスを操作してクリックした瞬間にヒロインが達してしまい、プレイヤーが置いて行かれる、という状況が発生する。

①~④はそれぞれ単体では”ちょっと不便だなぁ”程度でしかないのに、⑤と組み合わさった途端に凶悪さを発揮してくれる。

普通の読み物であればオートモードの需要自体が低めな気がするが、
本作のような作品であればオートモードを使う人もそこそこ居るのでは…?少なくとも私はそう。

個人的に残念なのはその点のみ。次回作ではオートモード周りが改善されることを願う。