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aomizugameさんのしにいそぐぼくらの長文感想

ユーザー
aomizugame
ゲーム
しにいそぐぼくら
ブランド
CHARON
得点
40

一言コメント

うーん 希死念慮のある作品は好きなんです。 しかし、作品の思い?にどうしても共感できなかった。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

まず、作品が①勝郎の過去 ②勝郎がホストになり、客としてやってきた四季(同人作家セゾン)と付き合う③ セゾンのライバルでホスト荒らしが趣味な月下綾沙  マッチングアプリで男漁りを続ける日向一花との不倫 同衾が同時並行で描かれるため読みづらいと感じた。





四季が鬱アニメ作家になるまでの過程が描かれておらず、才能でやってきた天才にしか見えなかった。(作中で何度も彼女が努力をしたと口にするのですが、その過程が省かれているため理解できない。)

物語としても、基本的に付き合って別れるの繰り返し、選択肢を間違えたら即座にヒロインに○される(唐突で過程もない)ため、
つまらないと感じてしまった。

あと、主人公?の勝郎が自分に都合が悪くなると四季などの女性を殴り、金をせびるクズなため、嫌な思いにしかならない。現実にこういった存在はいるだろうけど、そういったキャラを作るなら、父親や母親から十分な愛情を与えられず家庭環境が劣悪だった的な背景を描いてほしい。それがないからただのクズにしか見えないと感じた。


長々と書いたけど、結局自分には合わなかったんだなと思いました。